桜まつりでコロナ禍と戦いましたレポ【第0話】
正直な話、すごくイライラしていました。
地元のニュースでたびたびこんなニュースが流れます。
「コロナでイベントが縮小され・・・」
「祭りの中止が決定され・・・」
コロナの影響を受けて、一年が経つのに、地方の行事・イベントの多くが縮小か中止の2択を選んでいます。
コロナウィルスの影響を受けての中止or規模縮小は、人類VSウィルスという対決構図の中では人類が完全にウィルスに対して白旗をあげていると感じています。
「祭りの中止」「イベントの規模縮小」これが毎回ニュースで繰り返し流される度、僕はいつも悔しいんです。
「また負けたよ」
「どんだけウィルスに負けてんだよ」
「悔しくねえのかよ」
地方のイベントは、その土地ならでは文化を活かしたものばかりで中には100年以上続くものもあります。それも、ただ単に続けていただけではなく、先人の血と汗と涙、怒りや笑いや感動。いろんなドラマを繰り広げて今の時代まで紡がれ続けてきたはずです。
それが、ウィルスと言うものを前にして、簡単に(苦渋の決断なのかもしれないけれど)、はい中止!はい規模縮小!と決断して言い訳がありません。
今こそ改めて、なんのためにイベントをやっているのか?誰に喜んでもらいたいのか?今までのやり方が本当に正しかったのか?その全てを見直す必要があります。知恵を絞り、恥を忍び、譲歩はしても妥協せず、そこまでしないとウィルスには勝てねえのです。
これは実際にあった地方でコロナウィルスと闘った人たちの、ドラマです
地方のイベントというリングの上で、僕たちは確かにコロナウィルスと戦いました。
相手は余裕の表情。疲れを一向に見せていません。
対して僕らは、立っているのもやっとの、全身あざだらけの姿だったかも知れません。
それでも、勇気を振り絞って放った一撃は奴らに確実にダメージを与えました。
大袈裟かも知れないけれど、僕の目には確かにその光景が見えました。
その光景はきっとまた他の誰かにも勇気を与える、そう信じています。
続く
縮小 じゃない、 拡大 だ