【番外編】なぜ今コミュニティが求められるのか考えてみた。
▼前提
1.コミュニティがなぜ必要か?
想像してみてほしい。周りに話せる人、相談できる人、心から信頼できる人がいない状態を。寂しい、孤独、疎外感。そんな気持ちにならないだろうか。
参考元:JAGESプレスリリース
という研究結果が出ている。
さらに地域包括センターレポートによると、
周囲に相談出来る人がいないと情報が入ってこず、公的支援も受けにくくなる。
参考元:地域包括センターレポート
人と人とがつながり合う関係は、心理面の安心だけではなく公的支援などの様々な情報が手に入り、生きやすい環境がつくられる。よって福祉や予防医療の観点でコミュニティは必要なのである。
2.コミュニティの役割
▽参考:コミュニティの関係図
コミュニティの関係性を示した図である。
クローズなコミュニティほど心の安心・安全は高い。その最たるは「家族・友人・恋人」である。しかしイチから関係をつくるのは難易度が高い。
一方、オープンなコミュニティは人と人とがつながりやすい。しかし心理面の安心・安全は低く深い関係になりにくい。クローズなコミュニティに属するほど心理面の安心や心の支えを得ることができる。
3.コミュニティの3要素(おまけ)
人と関係を深めるには3つの構成要素をまとめてみた。
①共通言語
②共通体験
③安心・信頼
デートを思い出してみて欲しい。
相手との共通点を探し、共通の話題を話し、一緒の場所に行き、お互いにしか分からない言葉が生まれ、日々のたわいもない出来事を話せる仲になり、相手への安心感を覚えた記憶はないだろうか。
人との関わりの中で「共通言語」「共通体験」「安心・信頼」の3つの要素が満たされた時、相手との関係は深くなると考えられる。
4.さいごに
ハーバード大学で75年にわたって行われた研究結果を紹介したい。
参考:TED ロバート ウォールディンガー "人生を幸せにするのは何?”
人と人とが関係築くのはとっても難しい。しかし忍耐強く時間をかけて関係を深めていった先には良い人生が待っている。だからこそ、これからもコミュニティを考えたいと思う。