収納上手な人の真似するな
こんにちは。整理収納アドバイザーでゆるミニマリストのいーこです。
今日は、「収納上手な人の真似するな」というテーマでお話ししたいと思います。
収納が得意な人は、隅から隅までぴったりと物を収める「シンデレラフィット」を追求し、ほんの少しの隙間にも専用の収納棚を使ってモノをきっちり収めます。
こういった方たちは、収納を倍増させる便利グッズを活用し、物量が多くても問題なく整った空間を作ることができるのです。
ただ、本当に片付けが苦手な人にとって目指すべきは、「すきまなく収める収納テクニック」ではないかもしれません。
片付けが苦手な人が望むのは、「片付けに追われないシンプルライフ」なのではないでしょうか。
私自身、汚部屋から「ゆるミニマリスト」に至るまで、相当の量のモノと決別し、ようやく心地よい暮らしにたどり着いた経験があります。
ここで一つ考えたいのが、片付けに対する「脳タイプ」の違いです。
人の脳は大きく分けて、直感タイプと理論タイプに分かれ、片付けや空間の使い方もこれによって大きく変わります。
直感タイプの人は、感覚的に「ここにこれを置きたい」とすぐにひらめき、自由に配置を変えたりするのが得意です。
そのため、細かく決められた収納ルールに縛られると、逆に動きにくく感じることが多いです。
一方、理論タイプの人は、一度決めた配置や収納法を守り続け、きっちり元の場所に戻すのが得意です。理論タイプの収納上手な人がつくる家は、隙間なくモノが収まり、収納スペースが見事に活用されているのが特徴です。
でも、私のような直感タイプの人は、収納上手な人の家をお手本にしてもなかなか上手くいきません。
空間の全体像を捉えるのが難しく、片付けにルールが多すぎると疲れてしまったりします。むしろ、モノを減らし、必要最低限にすることで「どこに何があるか」を視覚的に把握できる環境が、シンプルライフを実現する鍵になるのです。
結局、自分が心地よく暮らせる環境づくりは、自分の脳タイプや価値観に合わせることが大切です。片付けに追われず、自分の大切にしたいことに時間とエネルギーを注げる、そんなシンプルライフを目指して、無理なく続けられる仕組みを見つけていきましょう。