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ユグドラユニオン(Switch版)の良し3悪し3

ユグドラ・ユニオンのリメイク版(Switch)をクリアしました。

クリアした記念兼感想代わりに、私的に良かった点3個、悪かった点3個を書いていきます。
なお、難易度はハード、攻略情報は一切見ずのプレイです。(いつもの)

始めに、このゲームをプレイしたきっかけもちょっとだけ書いておきます。
それと良し3悪し3以降はある程度のネタバレ書いていきますので
「※ネタバレ注意」
でお願いします。


プレイのきっかけ

ユニコーンオーバーロードというSRPGゲームをやってて、
ネームドキャラ以外に汎用キャラを雇用できるんですが、汎用キャラの名前はキーボードで打つではなく選択肢から選ぶ感じで。

ウィッチという兵種のキャラ名をどれにするか迷った際に、
「なんか自分の中で、『パメラ』って名前が『魔女(それも炎属性)』のイメージがあるんだよな~~なんでだろう」と思案し…

「魔女 ゲーム パメラ」
でググったところ、

なんだこのかわいい娘は!?!?!?
となって、ゲームを知り、初登場作品は2000円か、買おう!と半ば衝動買いしたわけです。
ちなみにこのゲームは昔、GBAを遊ぶ少年だった私が、ファミ通の特集か何かで「ほしいな~」と指ちゅぱしてたゲームでした。時を超えて再会。

あ、「パメラは魔女の名前」のステレオタイプ元はプレイ中にふと思い出したんですが、
ドラクエ7のエンゴウで出てくる「パミラ」だと思う。
パメラでもなければ、魔女じゃなくて占い師っていうね…w
思いもしないトコから生成するものね、人間の脳って。

では、ゲームのスリーポイントレビューへGO

【↓↓↓ネタバレ注意!↓↓↓】

ネタバレ領域隔離用ユグドラちゃん置いときますね。


よかった点3点

  • ゲームテンポが良い

テンポが良く、飽きが来にくかったです。(半分飽きながらでも続けられた)
これはさらにポイントを箇条書きし書いていきます

  1. 一つ一つのパートが短い

グリッドのマス目でキャラを動かして敵部隊と戦って~というと、ファイアーエムブレム(FE)を彷彿としますが、
FEで言うところのひとつの章が、話の展開毎にだいたい2~4ほどに小分けされてて、その間にシナリオ会話が入り、
いきなり遠いところにある目標を見せられるのではなく「まずはこの小さい目標クリアしてね」って感じの繰り返しなのでテンポよく感じました。

これは逆に、次のセーブポイントがどこにあるのか、今あるカードでどこまで戦えばいいのか、
先がどうなるかが予測しかできない。という良くも悪くもなゲーム性にもなってますが。

2.寄り道はせずストーリー一直線

ステージをクリアすると、会話見て、セーブして、語り部の状況説明聞いて、出撃準備(やれることは多くない)。
マイハウス的なものや時間がかかる調合や散策とかは一切なく、シナリオが結びついた戦闘をさくさく続ける臨むゲームでした。
FEで例えるなら、風花雪月とか覚醒ifとかじゃなく、暗黒竜とか古い作品。一番近いのは聖戦の系譜なのかな(未クリア)。

3.BGMの切り替わりが多彩

このゲームの多くを占めるのは戦闘パート、その戦闘は大きく分けるとマス目移動とデュエル(味方コマと敵コマのバトル)の2つに分けられるけども、
BGMが細かく切り替わるのと、後述するようにデュエルBGMが毎回違うのが相性が良かった。

BGMがコロコロ変わるだけでは良い点とは言い難いけども、そこにワンパターンではない変化が加わってるので、飽きのこなさ(テンポのよさ)が増した感じがある。

4.ゲームオーバーしても無に帰さない

ハードモードで始めたからか、なかなかの歯ごたえ。
先に述べたように終始先が読めないので、突然思いのよらないところで敗北したりする。強制参加のユグドラちゃん弱いし…
ゲームオーバーの場合でも、キャラやカードに入った経験値は引き継がれるのと、リトライ後は敵が少し弱くなる?ようなので、大体はリトライ2回目3回目でクリアできるような仕組みになっているのは良かった。

ただ、リトライの有無がどこにも反映されないのはマイナスかな。ゲームクリア時のリザルトとかで表示されればいいのにって思った。


  • キャラ毎の戦闘BGMが素晴らしい

デュエルの曲が「あ!これキャラ毎に違うのかよ!」って気づいて感動しました。
特にロズウェルの曲とエレナの曲が好き。

公式サイト(いまさら見た)でもいくつかのキャラが聴けるので、是非。

ちなみにこのリメイク版はデフォルト、オリジナル、イメージの3種類のBGMパターンから選べて、私は終始オリジナルで遊びました。
う~ん懐かしのGBA音源って感じ!
クリア後にエクストラ機能でサウンドトラックがあるので色々聞いてたけど、オリジナルでやったのは正解だったな(それで遊んだからだろうけど)。


  • 正解を見つけていく楽しさはしっかりあった

デュエル中はオートバトルなので始まったら眺めるだけ、ではなく。
ゲージを消費してダメージアップと属性付与するアグレッシブモードと、攻撃の手を緩めてゲージを回復するパッシブモードの切り替えや、カードスキルのタイミングなど、
戦闘を行うキャラの順番含め、工夫の余地が多かったのが良かった。

敵の攻撃スキルをノーダメージで受け、
敵の持続スキルが発動したら上書き消去できる、
子供の「バリアー!」くらい万能なシールドバリア

なお私は戦闘スピードを3倍速(ゲージ貯めてる時だけ敵のゲージリセット攻撃が怖いので等速)でプレイしてたんですが、
戦闘倍速機能はリメイクで追加されたらしい。ひええ……


わるかった点3点

  • クリティカルがしんどい

いくら作戦を立てても、敵からの攻撃には常にクリティカルの恐怖が付きまとう。(発生率が不明瞭)
デュエル開始時いきなりヘッド(リーダー)が落とされて、上述のモード切替の操作も受け付けなくなる。
工夫の余地があって楽しいといった部分すら奪われるので、SRPGあるあるの「運ゲーで大ダメージを受けた!」以上の苦しみがあった。

クリティカル発生時は睡眠時みたいな一瞬で終わるスキップ戦闘でよかったと思う。どうせ何もできず勝てないんだから。
わざわざMAX8倍速にするのめんどくさかったです。

  • 敵を逃がしすぎの御都合主義

侵略してきたブロンキア帝国と戦うわけですが、
皇帝とも将軍とも何度も何度も戦い、「撤退!」「撤退!」っていや流石に逃がしすぎでしょ!wと、もはやギャグの領域に感じました。
シナリオのやり取りが殺伐としているだけに、この逃がし祭りが浮いてしまっている感はあった。
ネームドのキャラを何度も登場させて印象付けたいのはわかるけどね。それならそれこそプロテクトでHP1残してあげたりするだけでも違うじゃない……?
HP0にしたなら戦闘不能、戦死であってほしかった。それなら笑ってなかったかもしれない。

  • 最後まで慣れなかったボタン操作

「味方キャラの状態を見る」「敵キャラの状態を見る」「カードの性能をみる」
これらの操作において、押すボタンが統一されてなかったり、見られる場所がまちまちだったりしたからか、最後まで「ここはXボタンか」「ここはzLボタンか」とイマイチ操作に信用がおけなかった。
地味な点だけども、これはずっと付きまとってて結構不満だった。

Aボタンは決定、Bボタンはキャンセル。この信頼度で詳細(展開)ボタンも決め打ちしてほしいなと感じた。それがユーザビリティと思います。

まとめ

というわけで私的な良し3悪し3でした。

プレイ時間は35時間ほどで、体感ではもっと長く感じた。小分けで食べたからだねきっと。満腹感が違う。

終始、士気回復のアイテムと装備アイテムが有限なのでケチりながら、なるべくアイテムを盗むようにしたり頭を悩ませたのであまり気にしない人より時間はかかってたと思う。

出撃必須のミラノとユグドラはキャラ性能的に良い印象。
ミラノが強キャラで頼りになって、ユグドラは弱すぎて愛で経験値与えてた感じがあっただけに、覚醒後の凄まじい活躍は見ていて気持ちよかった。

キセキヨ!セイケンノモトニアレ!
勝ちです。


シナリオ的には、ブロンキア帝国のガルカーサがなんで侵略戦争始めたのかが描かれてなかったと思うので消化不良だったが、終わり方は良い落としどころかなと感じました(展開が唐突だったけど)。
軍神バルドゥスやエメリオはじめ、帝国勢にも魅力的なキャラが多数いたのが良かった。
wikiによるとこのゲームは世界観を共有する大きなシリーズものの1つだという話で、多分他の作品や続編の『ブレイズユニオン』(帝国側の前日譚らしい)をやればわかるんでしょうな。

あと余談の中の余談。

この村娘がいちばんかわいい

ところで(攻略サイトみましたトーク)


このゲームを遊ぶきっかけの、パメラはどうなったのか。

出会ったけども、仲間にならなかった!

ナンデナンデ?と今クリア後に初めて攻略サイトを見にいったんですが、
2周目専用キャラらしい。つらい……

というかラッセルやっぱり仲間になるんだねぇ。
なんかこの人裏切りそうだな~と感じながらも、恋人?の名前呟いて死んでいった…
分岐ルートに入ると仲間になるというクルスは仲間にしてました。でもほとんど使わず終わりました。カワイソス
限られる出撃枠に対して君には魅力がなかったんだよ(直球)
クルス以外のキャラは割とまんべんなく使ってました。

カードスキルの所感も少々。
強かったな~と思ったのは、覚醒ユグドラ専用の全てを終わらせるチートスキル「ジハード」は当然ですが、
アイテムを盗む「スティール」(移動も高くてありがたい!)
敵のスキルの半数を無効化出来る「シールドバリア」(ジェノサイドは止められないご愛嬌)
呪いの追加効果が強かった「グラヴィティカオス」(ステータス異常無効以外には必殺スキル。ジェノサイドにも勝てる!)
貴重な士気と状態回復の「リフレッシュメント」
あたりは特に頼りにしたカードでした。

「メダリオン足りないなぁ士気つらいな~」と思ってた時に「ハッ」とした瞬間SS

攻略見た感じ、大体の強いスキルには気づけてたみたい。リフレッシュメントが微妙って書いてあったけども。
貧乏性なので士気値のやりくりに常に頭を抱えてて、これで複数キャラ回復できると気持ちよかったんだ……
ネクロゲートとかの召喚スキルは一度も使わなかったなぁ。キャラ自体が増えるのね。「スケルトン限定」ってのは実質敵限定だと思ってた。


う~~ん、パメラを結局味わえてないのが心残りだ。
それにユグドラちゃんの沐浴シーンとやらもあるらしい(グヘヘ)。
BGM変えたり、コブンを使用したり、リメイク要素をふんだんに使用して2周目サクっとやってみようかな…?
オートセーブがターン毎に取られていることも今知った。これ使えばステージ開始からやり直す回数も減ったんだろうなぁ。

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