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【みんなで楽しめる!自然を感じる!】いとしまのもりをすごろくにしよう!🌳

こんにちは!🤓
EKKYO.HUBの長山です!

この度、8月10日(土)にEKKYO.HUBでは初となる親子向けイベントを福岡県糸島にて行いました。子どもと大人が一緒に自然に触れて、森で感じたことをすごろくに落とし込むワークショップにおいて、どんな背景がありどう企画していったのか、当日どんな発見があったのかなどをレポートしていきます!

森の中を歩くようにリラックスして、子どもの創造性を感じながらワクワクして読んでくださると嬉しいです!🌳


なぜ子ども?森?すごろく?

まず、今回のイベントはこれまでのEKKYO.CONFERENCE (通称: 越境カンファ)で話し合った内容を実践してみることが目的の一つとしてありました。越境カンファでは様々なトピックを取り扱っていますが、その中でも第3回・6回・9回・12回・15回が深く関わっています。

第3回
『こどもの部屋から明日の衣食住を眺める』
第6回
『教育×エンターテイメント×哲学』
第9回
『自然を模倣すること。
  自然から学ぶこと。』
第12回
『教室の未来を描く
  〜個別の学び×集団の学び〜』
第15回
『バイオミミクリー×あなたの専門領域』

越境カンファの各テーマ

特に、第6回越境カンファでの『子どもが失敗できるモノ・コトを街に増やす』『子どもと大人を分けない』などの多視点報告や、第15回越境カンファのバイオミミクリー(自然を模倣する技術や考え方)に関して考えてきました『自然と自分との繋がりを再構築する』『体感することで自然界の原理原則を感覚で知る』といったコンセプトを取り入れて、子どもが五感で自然を感じてそれを表現する、また大人も子どもから学ぶといったイベントをつくることを目指しました。

また、そもそも企画者の長山がなぜ個人的にもこのようなイベント企画に興味を持っているのかは、こちらをご参考いただけたらと思います。🙇

糸島の子どもたちを集めたい!

イベントを開くには子どもたちと親御さんに参加していただかないと始まりません。糸島でのお知り合いはゼロの状態から広報が始まりました。

チラシを作り、Peatixで予約ページを作った上で、普段から糸島で科学教室を開かれているドクターキーダさんに多大なるご協力をいただきました。ドクターキーダさんとは、今回のサミット統括の鈴木くん(キックス)が下見で糸島を訪れた際に偶然お会いすることができました。

当日は、ドクターキーダさんが顕微鏡や昆虫・石の標本を持ってきてくださり、周りには子どもたちが興味津々に集まっていました。

ドクターキーダさんの科学教室も楽しめる
イベントとなりました

Peatixページの他にも、メディアとしては、『いこーよ』と『西日本新聞me』にて掲載されました。

会場のまるゐとさんは、ノドカフェさんを通してお借りしました。素敵な会場とともにご丁寧な対応をしていただき、本当にお世話になりました。🙇

当日の流れ

では、お待たせしました!
当日の様子をお伝えしていきます!

プログラム

まず、アイスブレイクでは、森に出てTSUMUKI(つむき)からデータを読み込むことですごろくの担当エリアを決め、エリア全体の確認もしながら、森を意識的に観察するように「○○を見つける」(例えば、赤いものを見つける、自分が好きな形のものを見つける、など)といったお題を出して歩きました。

共催のモリジェネさんが取り扱う
TSUMUKI
スマホをかざすとデータを読み込める
おだいカード

次にフィールドワークではこちらの紙を配布しまして、森の中で見つけたものや感じたことをメモしてもらいました。このマップの形は、まるゐとさんの森をかたどっています。

すごろくマップ
森の中を探検

すごろくづくり

森での観察を終えて、いよいよすごろくづくりが始まりました。分割されたマップを手に取り、親子で仕上げていきます。

コミュニケーションを取りながら
すごろくづくりを進めていきます👀

発見①
マス目の書き方がそれぞれ異なる

線路のようなマス、旗を連ねたようなマス、いもむしのようなマス、綺麗に並んだマスなど、マスの形が様々で個性が早速出ました。

こちらは丸いマスで
薄い緑と濃い緑が交互に並んでいますね

発見②
子どもが持つ特別な虫メガネ

子どもたちは森のなかで自分の興味に従って観察をしているように見えました。例えば、虫取り網を持った子どもと持ってない子どもではかなり視点が異なります。虫取り名人な子どもの目はすごく洗練されているようで、かなり離れた位置からセミの種類を見極めたり、カナヘビを見つけたりもしました。

森の中で遊ぶ子どもたち

そう考えると大人ももっと『見たいように世界を見る』瞬間が増えてもいいのかな、なんて思ったりしました。無意識にバランスの良さや均質性を求めているような、ある種の正解を求めてしまうような。。

そして完成したすごろくがこちら!

個性豊かなすごろくが完成しました!
コマはレゴブロックで作っています
動物や車のような形など
色々な形がありました

すごろくスタート!

コマをスタート地点に並べて、すごろくをスタートします。さあ、時間内にゴールまで辿り着けるのでしょうか?サイコロを順番にふっていきました。

コマを並べてスタート!

すごろくのマスには『ツルに引っかかったので1回休み』など、森で起きたことが素直に表現されていたりいました。

ノドカフェさんから梨の差し入れをいただきました
夏休み感がさらに増しました☀️

もしもQ&A

すごろくを進めていく中で、
『もしも○○だったらどうする?』という質問をいくつかお子さんに投げかけてみました。

もしも○○だったらどうする?
▼ 質問リスト

①もし自分が鳥になれたら、どう過ごす?
②無人島に持っていくものは何か?
③巨大な砂漠の真ん中で遭難したら?
④つぎ、森に行くとしたら何をしたい?
⑤森をフィルムカメラに収めよう!
⑥TSUMUKIで森を表現してみよう
⑦もし小人になったら森でどう暮らす?
⑧もし自分が昆虫になったら、どう過ごす?
⑨月で暮らすとしたら、何を最初にする?
⑩こういう世界があったらいいなって思うものはある?

その中でいくつか記憶に残った回答をご紹介します。

鳥になったら『海を越えて旅行する』
確かに飛べたら旅行できますね。ごく自然の回答だと思いますが、なぜかハッとさせられました。私は新幹線や飛行機に乗っている時、なんとなく移動している感覚が薄いときもあるのかなと感じます。子どもたちにとっての世界は学校と家とその周辺が基本的な行動範囲かなと思いまして、外に対する憧れを感じました。大人も同じ回答をするのかなと少し気になりました。

砂漠に取り残されたら『地中に穴を掘る』
私は③の質問に対して、砂漠のど真ん中に取り残された時に、出来るだけ早く助けてもらうために大きな旗を広げたりSOSをアピールするのかなと思いました。ただ、この子の回答は落ち着いていて遭難したことを悲観していませんでした。もちろん現実で起きたらどうなるかわかりませんが、その場でちょっと楽しもうとしてるのが素敵だなと感じました。

子どもたちがフィルムカメラを持って
好きなものを撮る企画も行いました📷
空を撮ってもいいわけです

最後に

たくさんのご協力をいただいたなかで、まずは『子どもが純粋に楽しめる』ことを念頭に置き、イベント企画を行いました。おかげさまで10組満員のご予約をいただき、森の中で思いきり楽しんでいただけたかと思います。この一歩をきっかけにEKKYO.HUBという概念・拠り所がユース世代に留まらず、子どもにも大人にも広がっていくことを願います。『面白そう』で終わらせない子どもたちが次の世代を担っていくと思うとワクワクしますね。お越しいただきました皆さま、関係者の皆さま、この度は誠にありがとうございました!!🙇✨

いとしまのもりをすごろくにしよう!
EKKYO.SUMMIT 2024 in Fukuoka
Day 1 親子向けイベント

主催 EKKYO.HUB
共催 モリジェネ
特別協力 ドクターキーダ、ノドカフェ
日時 2024年8月10日(土)
会場 まるゐと

企画概要

若者たちが越境と共創をし続ける場 "EKKYO.HUB"の情報は是非こちらからご覧ください🌏

スキルやアイディア、意欲はあるけれど、何をやればいいかわからないという方も是非EKKYO.HUBにご相談ください!
一緒にプロジェクトにチャレンジできるかもしれません!🌻

そのほか、ご連絡はメールにて
お待ちしております。
info@ekkyo.jp

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