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[開催報告(前編)]これからの越境への挑戦を語ろう: "転べ!" のその先に何が見えたか

 こんにちは。EKKYO.HUB代表の田中です。今回、初めてこちらのnoteで筆を執らせていただきます。(他のメンバーが自己紹介記事を完成させる中、私だけ遅れてしまい、申し訳ありません!)今日は少し早起きして、特別なイベント報告をお届けします。

 去る10月26日、”これからの越境への挑戦を語ろう”と題し、EKKYO.HUBおよびUNIVERSITY of CREATIVITY(UoC)の共創キックオフとして、それぞれがプロデュースする各プロジェクトおよび関わる人々の紹介と、参加者を巻き込んだネットワーキングイベントを開催しました。個人的に、UoCは最強かつ最高の創造性研究機関だという第一印象を抱いていましたので、今回の共創の実現はEKKYO.HUBとしても個人的にも大変嬉しいものでいた。そんな彼らとの出会い、そして今回のイベントを通じたこれからの展望について、ぜひ最後までお付き合いいただければ幸いです。
 このブログの前編では、イベントの概要とその背景を、後編では各セッションの内容と振り返りをご紹介します。どうぞお楽しみに!

EKKYO.SUMMIT+2024 はこんなことをしました

 私たち EKKYO.HUBではさまざまなイベントラインを展開しているのですが、「SUMMIT+」は年次イベントである「SUMMIT」を起点に生まれた問いを探求するような半日〜数日のイベントとしています。今年のSUMMITは、「転べ!」という号令のもと、8月10-12日に九州・糸島で開催しました。一見逆説的なその号令は、転んでしまいそうなほど前のめりに挑む参加者同士による、偶然の出会いと対話が芽生えてほしいという想いから掲げたものです。

EKKYO.SUMMIT2024プロジェクトリーダーの鈴木KIXを交えた対話

SUMMITでの生まれた数々の問いと共創の種を、SUMMITの各企画担当者が東京に持ち帰りより広くご紹介する。そしてその問いと呼応するような活動をUoCで行っている皆様をスペシャルゲストに迎え、お互いのこれまでの旅路を織り交ぜながら「これからの越境への挑戦」を語る。―そんな場が今回のSUMMIT+でした。

UoCのご紹介と、EKKYO.HUBとの出会い。それぞれの「交わり」と「深まり」とは?

UoCさんは、SUMMITを企画する過程で様々なご縁があってお会いしました。UoCと言えば創造性の本丸では!と緊張と好奇心を胸に赤坂を訪問したのはいまから半年前ほどでしょうか。

UNIVERSITY of CREATIVITY(UoC)>"We are All born Creative”を理念に、創造性を教育・研究・社会実装する研究機関です。創造性を人類最大の資本と捉えなおし、「社会のためのクリエイティビティの港」となることを目指し、世代、業界、専門を超えたさまざまな感性を衝突させながらプロジェクト活動を行っています。

 SUMMIT+のオープニングトークとしては、各団体の活動紹介と、それぞれの「交わり」と「深まり」についてお話ししました。どちらも「創造性」を追求していることは同じで、「創造」することが私たちの結節点となっていることは間違いありません。しかし、そのための手法(どういう組織体で、どういうアプローチをしているか)は異なるよね、という会話をしました。UoCの田村さんの言葉を借りるなら、UoCはスケボーパークで、EKKYO.HUBはスケボープレイヤー。UoCはロケット打ち上げ部隊で、EKKYO.HUBは宇宙飛行士という関係です。

オープニングトーク「創造性で社会を描くには?」

 UoCは「赤坂のビルの中」というフィジカルな場を持ち、博報堂という大組織の下で本業として、創造性を追求しています。一方EKKYO.HUBはそもそもがバーチャル組織で、誰・どこまでがEKKYO.HUBという定義もないですし(運営コアメンバーはおりますし、常時募集しています)、明確な本拠地もない。ただ一つ確かなのは、「越境と共創のハブをつくる」というミッションと、「『面白そう』を開拓せよ、『面白そう』では終わらせない」というフィロソフィーのみ。そしてなにより、私たちの特徴は、本業の延長にEKKYO.HUBがあり、EKKYO.HUBを起点に本業があり、といった本業↔︎余暇の往復(そもそもあまり区別意識がない)、その働き方、生き様が非常に次世代的だとお話しいただきました。

新しい時代の働き方=常に価値生産と学びの連環を刻むライフスタイルを体現

 確かに。例えば、戦後第一世代が「サラリーマン終身雇用」、第二世代が「サラリーマンthen/or起業」、第三世代が「サラリーマンand副業」だとすると、EKKYO.HUBの活動は、ただの副業や趣味ではなく、私たちの本業と余暇が相互に影響し合い、境界なく繋がっている。EKKYO.HUBは、仕事も余暇も学びも創造もすべてが繋がり合う第四世代の生き方を示しているのかもしれません。このライフスタイルこそ、EKKYO.HUBのユニークさを際立たせていると、私自身も改めて感じました。

今回のイベントには、留学経験者や起業家、社会課題解決に関心のある方など、多彩なバックグラウンドと興味関心を持つ約80名が集まりました。さらに、その半数がEKKYO.HUBやUoCに初参加の方々で、私たちが共に描く創造の輪が少しずつ広がっていることに、心から嬉しく感じています。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

SUMMIT+での対話を経て: これからの越境への挑戦を語ろう

EKKYO(越境)」という言葉は、私自身にとって日常の一部のような存在になっていますが、一般的には「国境を越える(越境ECなど)」というイメージが強いかもしれません。今回の場は、私にとってもEKKYO.HUBにとっても、新たなステージへのキックオフになりました。そして、参加者の皆様にとっても次の挑戦や心の中に眠る「面白そう」を開拓するきっかけになっていれば嬉しい限りです。
 私たちが目指す「越境」とは、何を意味するのか?社会に対してどんな価値を提供できるのか?イベント後にメンバーで話し合い、深めていく機会が生まれました。これらの対話や発見についても、いずれ皆さんに共有させていただきたいと思っています。そして、「どんな世界を実現したいのか?」という問いに対して、参加者や読者の皆様の好奇心や専門性を重ね合わせて、一緒に冒険していけたらと願っています。

「これからの越境への挑戦」として、私自身が常に多様な視点と豊かな心で社会を捉え、自分に何ができるのか、何をしたいのかを問い続け、行動していくことが求められています。すでに様々なこと・もので溢れている社会で、今自分がいる場から一歩踏み出して未知なる世界を探しにいくには、飛び出す勇気と受け入れるしなやかさが必要です。まずは私自身の挑戦・自戒としてここに記しておきます。(ちょっと個人的な場になってしまいましたが、ご容赦ください笑)



続編開催!2024.12.20「続・これからの越境への挑戦を語ろう」で今年のEKKYO.締めをしませんか?

 それぞれの描く繋がりの広がりと深まりを確認し、新たな繋がりや創造の種が生まれた中、「もっとあの話の続きを聞きたい」「登壇者とも、もっと話したかった」と言った声を多数いただきました。そうした”もっと” をカジュアルに実現する場として、アフタートーク会を開催します!
様々な創造のタネが芽生えるよう、EKKYO.HUBやUoCメンバーも交えたフリートークを中心に、交流の入り口となるようなfireside chat(少人数の談話の場)も設けます。皆さんが今頭や心の中にそれぞれ持っている”面白そう”に火を灯すような、一夜をつくりませんか?
詳細・申し込みはこちら!(UoCイベントリンクへ)

【概要】
日時: 2024年12月20日 18:00開場 18:30-20:30
会場: UNIVERSITY of CREATIVITY
参加費用: 500円 (フリードリンク・スナック有)

皆さんと今年の語り締め、EKKYO.締めができれば嬉しいです。お待ちしております!


後編では、4つのセッションの内容と振り返りを共有いたします。お楽しみに!以上、田中でした〜🎄

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