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【クソゲー】FC|いっき【プレイレビュー】


前置き

誰も望まないクソゲー、しかしながらただそれを面白くないと終わらせてしまうには勿体無い、その面白さについてここに"簡素に"記事としてまとめたので、気になる方は読み進めて頂ければと思う。

いにしえの時代から存在していたFCで発売されたゲームソフトだからこそ、ボリューム不足からどうしてもレビュー記事が簡素にならざるをえないというのは一旦置いておいて、今回はかの有名な伝説的クソゲーをレビューしていく。

そう、ご存じの通り、タイトルやサムネ画像でもはや確認済みだろう。

元祖クソゲーと称されたクソゲー界のファンタジスタ、誰もがネコリセットを望み、あのガンジーでさえも初対面で本体ではなくブレーカーの主電源を落としてはFC本体を農場に投げ捨て、ゲームに対してだけでなく農家の人達にも過暴力過抵抗を余儀なくされるであろう……

「いっき」

今回はこれをプレイしていこうかと思う。


大まかなストーリー

この「いっき」とは、所謂"百姓一揆"の一揆であり、悪代官の悪政に苦しめられた百姓達が「ちょ、代官米取りすぎ」と嘆き、代官をみんなで懲らしめようと民達が一揆を企てる、そんな百姓達の物語である。


キャラ紹介

では早速レビューといきたいが、その前に、そんな百姓一揆を企てたこのゲームの主人公達である、根性の座った農民である彼らをまずは紹介しようかと思う。


1Pカラー(緑)

「いっき」の主人公こと緑のおっさん、好きな食べ物はおにぎり、そして何より小判を愛する資本主義で貪欲なナイスミドルだ。


2Pカラー(赤)

次に彼。

彼は先程紹介したおっさんとほぼ同等のスペックを持ち、好きな食べ物、小判を愛する資本主義な面も同一であり、まあ要するにただの色違いである。

とまあこんな勇気ある二人が悪政に苦しむ民達を救わんとする為、不正を行う悪代官を懲らしめ正義の鉄槌をくだす為、民たちの思いを背に百姓一揆を興すのである……?

ん?

ちょっと待て、幾ら何でもやばく無いか?

相手は何千何万もの兵を持つ一国の主、それに比べてこちらはカールっぽい味違いのカラー分けのようなハゲたおっさんが二人、あんたら勇気ありすぎじゃないか?

もはやそれは勇気でも無くてただの自殺行為、二人ではスマブラすら危ういというのに、彼らの勇気に乾杯、もう色んな意味で涙が止まらない、寧ろ彼ら二人に国の大事を任せる民達の方がよっぽどの悪だ。

「ああ、代官?取り合えずあのおっさん二人でも送り込んどけば?」

という心無い民たちの声が今にも聞こえてきそうだ。

おいおっさん、あんたらそれでいいのか?


おっさんらは思いのほか楽しげ

国民にいいように使われた馬鹿な二人は、悪政を正す為、悪代官に正義の鉄槌を喰らわす為、いよいよ城に潜入する。やはり二人だけで向かうだけあってこのおっさん達、もうかなり無双。

何が無双かというと、

◤おっさんの暴力◢

1. 武器は鎌なのだが、その鎌を投げて戦う新し過ぎる戦闘スタイル。

2. さらにその持っている鎌の本数は無限大。まさに百姓ファンタジー。

3. 所々に落ちている竹槍を拾うと、テンションが上がる為か、常に正面に見据え、方向転換を忘れるお茶目無双。

4. 当初の目的である代官討伐を忘れては小判をかき集め、小判を全部回収すると爆笑し、お代官様をろくに探す事も無く次へ向かう守銭主義屑野郎、まさに外道。

5. 肝心の代官が最後の最後まで現れない。

百姓こえー、こえーよ百姓、代官どこだよー。

次にこれを見て頂きたい。

海底深く沈んだ百姓(緑)が、灰色のボートらしき物に乗った森の使いらしき長老の投げるおにぎりを一心不乱に取り続ける信じられない99連発的な何コレ珍百景だ。

更に恐ろしい事に、このおにぎりを全て回収した百姓は水深10mはあろう水底みなそこで満面のにんまり、いやどちらかといえば大爆笑をするのである。

決して何も面白い事などあるはずも無いこのシチュエーションで爆笑する百姓、そして水底にいる百姓を助けようともせずただひたすらにおにぎりを投げ続ける長老。

百姓一揆と銘打っておきながら水中でふやけたであろうおにぎりをひたすらにパクパクと食べ続け爆笑するおっさん、代官討伐を忘れてはその代官を探すこともなく小判を拾ってはにんまりするだけのおっさん。

そしてゲームの電源を落とす私、その世界を放棄した私はそのままファミマまでプリンを買いに出掛ける。そうして持ち帰っては冷蔵庫でキンキンに冷やし、食後のデザートとしてパクパクと食べる。

美味い!やばい!プリンやばい!

あー、プリンすげー、まじすげー。

そうして完食したのち、もう一個買いにまた向かうか小一時間悩んでやめました。

えらい!

プリンはまじやばいからまた今度買いに行こう。

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