Makiko

「誰かと共に食事をするということは、共にする時間という人生の一部を、その人と共有することに等しい」。 20代にパリで学んだこの考え方は、その後の私の人生に大きな影響を与え、食の仕事を選び、【書く】ことで人を勇気づけたり、小さな幸せを届けたいという、自分の夢へと繋がっている。

Makiko

「誰かと共に食事をするということは、共にする時間という人生の一部を、その人と共有することに等しい」。 20代にパリで学んだこの考え方は、その後の私の人生に大きな影響を与え、食の仕事を選び、【書く】ことで人を勇気づけたり、小さな幸せを届けたいという、自分の夢へと繋がっている。

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見知らぬヒトを味わう

信号待ちをしていると、ふと斜め下の方から視線を感じ、目を向けると、ランドセルを背負った小さな女の子の視線とぶつかった。 「押しますか?」 その女の子が指さしたのは、盲人用声のでる信号機ボタン。 「?大丈夫だけど・・・」 と答えながら、そのアイコンと自分を見比べて、<杖>が共通点であることがわかり、小さな女の子は、その標識の意味を、杖をついている人用のものと誤解していることを理解した。信号が青になると、「私もこっちなので。」と、慣れない大人との会話に気をつかっていることが伝わっ

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