駅北ラボ#008-1 「プレゼン」と「説明」の違いとは(講師:MOVED 渋谷雄大さん)
ミーティング#007-1~7はワークショップのプランづくりについて
勉強会を実施しました。
皆さんから、たくさんのアイデアが出たり、本番に向けた準備も進み、これからが楽しみです!
※前回までの内容はこちらから↓↓↓
挨拶
本間より挨拶
今日は、イトいがわでコレやりたい!(イトコレ)の第2回です。
お集まりいただき、ありがとうございます。
前回、皆さんにプランを考えていただきました。
そこからさらに検討を進めて、プレゼンへと進みます。
今日は、株式会社MOVEDの渋谷雄大さんをお招きして、
プレゼンの考え方とコツをうかがいます。
限られた時間ですが、有意義な会にしていきましょう!
本日の進行について
小出よりイトコレの流れのおさらい
宿題になっていたプランシートの作成、ありがとうございました。
これを元に、今日はプレゼンの準備をしていきます。
今日が終わると、2週間後の6月10日にプラン提出の〆切を迎えます。
その後、マネージャーが事前審査を行い、
6月26日の大プレゼン大会への出場者を選ばせていただきます。
プレゼンをしていただくのは5組程度を考えています。
プランの内容次第では、少し調整するかもしれません。
マネージャーでは、プランの審査基準を考えました。
1つ目
プランが過不足なく組み立てられていること。
煮詰まっていないプランよりは、
「これがやりたいんだ」とはっきり分かるものを選びます。
2つ目
プランを実現する行動力です。
一番大事なのは、実現しようと「やる」ことです。
3つ目
駅北エリアへの波及効果です。
自分たちのグループの中でとどまらず、駅北エリアに届けられる効果アピールしてください。
それでは、お待たせしました、
本日の講師、MOVEDの渋谷さん、よろしくお願いいたします!👏(拍手)
株式会社MOVED 代表取締役の渋谷雄大さん講演
◆自己紹介
こんばんは。
株式会社MOVEDの渋谷と申します。
糸魚川には、先週来たばかりで、来週も来ます(笑)
今日は東京から来ています。よろしくお願いします。
今日のゴールは、皆さんのプランを固めることです。
そこで、プランを固めやすいお話をしていきます。
私は、株式会社MOVED代表のほかにもう1つ、
サイボウズというIT企業の社員でもあり、2つの肩書で働いています。
今日はMOVEDで来ています。
英語で「Be moved」(ビー・ムーヴド)は、感動するという意味です。
心が動かされたという意味です。
日本で人の心を動かすようなプレゼンができる人を
たくさん育てていきたいという思いで立ち上げたのが、
このMOVEDという会社です。
プライベートでは、子どもが4人います。
テニスが大好きです🎾
以前は、鍼灸師をしていました。
今とは全然違うスポーツ業界にいて、テニス選手のトレーナーもしていましたが、そこからITのほうへ入ってきた、ちょっと特殊なキャリアです。
子どもの下3人がドンピシャで七五三になりました。
今年、今年、去年です。
一緒に糸魚川にも来ています。
美山公園で、一緒に遊んでいます。
別のプロジェクトとして「糸と魚と川」にも関わっています。
糸魚川の魅力を発信して、日本全国の方々に興味を持ってもらって、
ただ観光で来るだけじゃなくて、
何かしら関わりを持ちたいとか、一緒に取り組みたいとか、
そういった方をどんどん巻き込んでいくプロジェクトです。
◆プレゼン好きですか?
みなさんはプレゼン、好きですか?
プレゼンが得意な方いらっしゃいますか?
その方は今日は必要ないかもしれないですね(笑)。
苦手な方はいらっしゃいますか? 真ん中くらいですかね。
プレゼンは苦手な方が多いです。
とくに日本では多くて、
ある統計では8割超の方が、人前で喋るのは苦手と反応しています。
ただ、これをチャンスと捉えて欲しいと思います。
だからこそ、日本で喋りが得意になるほど優先順位が上がります。
「あの人に喋りを任せれば大丈夫だ」という形です。
英語喋れる人やプログラミングできる人と同じで、
できるかできないかで、かなり格差があります。
プレゼンができるようになるだけで、
仕事が増えたり、任される権限が増えたり。
今回のようなプロジェクトを進められるようになって、
仲間を集められるようになります。
プレゼンは、有利な武器ですので、
今日はその入り口ぜひ身につけてください。
◆プレゼンと発表の違い
「プレゼン」と「発表」には、どんな違いがあるでしょうか?
例えば、学校でやる研究発表は
「調べた内容を理解してもらう」のがゴールです。
そのため、分かりやすく伝えて「分かったよ」って言ってもらえたら、
ゴールです。
でも、今回のプレゼンは違います。
皆さんの考えたプロジェクトに「分かったよ」と言われても、
ゴールじゃないです。
今回のゴールは、分かった上で行動してもらうことです。
これは、すごく大事です。これが大きな違いです。
例えば、お仕事で商品を売るときも
「説明」ではなく「プレゼンテーション」です。
パソコンを売る時に、パソコンの機能が分かっただけじゃダメで、
買うという行動がつかないと、プレゼンは成功していません。
相手に何かしてもらいたくて、プレゼンをして、
行動が生まれたらゴール、これがプレゼンだと押さえてください。
◆どうしたら相手は行動する?
イトコレで相手に求める行動は何かというと、お金ですよね。
「マネーの虎」形式で、相手が「喜んでお金を出します」っていうのを、
ゴールにしています。
「これやりたいです」というだけではダメで、
それを聞いた相手が「じゃあお金出すよ」と言ってもらうのがゴールです。
これができる方が、プレゼンが上手な方だということになります。
どうしたらお金を出してくれる?
じゃあ、どうしたら人はお金出してくれるでしょうか?
その人の気持ちにならないと、分かりません。
どうやったらお金出そうと思うでしょうか。
皆さんは、何かに出資したことありますか?
クラウドファンディングをやったことある方は?
(何人か手を挙げる)いらっしゃいますね。
その中には、応援が集まっているプロジェクトと、
全然集まっていないプロジェクトがあります。
あなたは、どうやって選んでいますか?
例えば、知り合いがチャレンジしてるからとか、
地元で何かやっているからとか。
この判断基準を、そのまま相手の立場から見てください。
もし全然知らないところだったら、出資しないですよね。
なぜ出資するのかを、
プレゼンではこんな感じで考えていかないとダメなんです。
◆今日のゴール&3つのポイント
プレゼンのゴールは、相手に行動してもらうこと。
今日は、その中でもプレゼンのストーリー、
相手の心を動かすためのストーリー作りについて話します。
今日のゴールは、「プレゼンがちょっと楽しみ」になることです。
苦手な方が今日の話を聞いて「チャレンジしてみたい」、
ちょっと工夫して「プレゼンしてみたい」となっていただきたいです。
その中でも今日のポイントは3つ!
1つ目は「相手目線」
2つ目は「自分ゴト」
3つ目は「ワクワクさせる」
この3つを備えるプレゼンを考えていきたいと思います。
◆プランは相手目線か?
実は、事前に皆さんの”宿題シート”を拝見しました。
相手目線と自分目線、どっちになっているでしょうか?
先ほど、「発表」と「プレゼン」は違うと言いました。
「発表」は自分目線です。
「事業としてこういうのやりたい」というのが自分目線。
例えば「カフェをオープンしたいんです」とか、
「お金ください」とかは自分目線です。
これも大事ですが、
相手がお金を出すメリットを伝えていないのがもったいないです。
プレゼンに盛り込んでいかないといけないところです。
相手もこんなメリットがあるというのを考えてプレゼンを作っていくと、
相手がお金を払いやすい、決断しやすい話になってきます。
”宿題シート”にプラスして、
「このプロジェクトやったら、相手がどう喜ぶか」を詰めることが
今日のテーマです。
◆ワーク①
ワーク開始!!
皆さんのプロジェクトに関わる課題を
コンセプトワークシートに書いてみましょう。
課題は書ききれないぐらいあると思いますので、
皆さんのプロジェクトで解決できそうな課題を書いてみてください。
皆さんのプロジェクトで実現できそうな未来像も、
難しいですが練習として書いてみましょう。
これは、この後の具体的なワークに繋げていきたいのでお願いします。
ワーク発表(本間マネージャー)
渋谷:ここからは、それぞれのワーク結果を発表いただきます!
本間:私は「駅北ラボ」の取組みそのものをテーマにワークしました。
私たちが課題として捉えているのが 、地域に実践者がいないことです。
そして、実践したいことがあっても、
実践するお金もない、人もいないということが非常に大きな課題です。
それを達成する未来像として は、
駅北ラボとして、皆さんのバックアップをしっかりできる体制を整えたいです。
もう一つは、「駅北大家族」として、
みんなが家族のように関わりながらいろんなことをやっていくことを目指し、
コミュニティーを大事にしてやっていければと思っています。
今回はここまで!
渋谷さんのプレゼンに関するお話、
分かりやすく、しかも考え方がしっかりと分かりました。
「相手目線」で考えているつもりでも考えられてなかったと
気づくことができました!
まだまだ盛り上がっている渋谷さんプレゼンの勉強会!!
次回もお楽しみに♪