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全日本予選会順位が本戦順位に与える影響

 今回は個人的にちょっと気になるテーマについて書いていきます。全日本予選会の順位と本戦での順位が比例するのかどうかです。興味を持ったきっかけは箱根予選で、意外と上位通過の大学が本戦で勝負できず、下位通過の大学からシード校が出ることが多いのは、イメージがある人も多いのではないでしょうか。そこで気になったのは、全日本予選においてはどうなのかということです!今回は過去のデータをもとに検証していきたいと思います。
まずは過去3年分の予選会通過校における予選会順位と本戦順位について見ていきます。

2023年
①城西大学→本戦5位
➁大東文化大学→本戦7位
③東海大学→本戦9位
④東京国際大学→本戦8位
⑤東京農業大学→本戦13位
⑥帝京大学→本戦12位
⑦国士舘大学→本戦15位

2022年
①神奈川大学→本戦12位
➁東洋大学→本戦8位
③創価大学→本戦5位
④東海大学→本戦10位
⑤大東文化大学→本戦14位
⑥中央学院大学→本戦13位
⑦日本大学→本戦15位

2021年
①東京国際大学→本戦5位
➁國學院大學→本戦4位
③法政大学→本戦9位
④拓殖大学→本戦14位
⑤中央大学→本戦8位
⑥中央学院大学→本戦11位
⑦日本体育大学→本戦15位

~感想~
 やはり1位通過、2位通過の大学の本戦シード獲得率は高いですね。中でも2位通過の大学は3年連続でシードを獲得しており、このジンクスが今年も継続されるのか注目です。あとは、7位通過の大学ですね。本戦では3大会連続で関東勢最下位ということで、ここには負のジンクスが見られています。


 続いては過去8年分(2021年はコロナ禍のため書類選考)のデータで通過順位別のシード獲得率と本戦での平均順位を見ていきたいと思います。
※予選会通過校数が年度によって異なります。

予選1位通過校
・シード獲得率:6/8(75%)
・本戦での平均順位:5.75位

予選2位通過校
・シード獲得率:5/8(62.5%)
・本戦での平均順位:8位

予選3位通過校
・シード獲得率:3/8(37.5%)
・平均順位:9.25位

予選4位通過校:
・シード獲得率:2/8(25%)
・平均順位:10位

予選5位通過校
・シード獲得率:2/8(25%)
・平均順位:10.5位

予選6位通過校
・シード獲得率:0/7(0%)
・平均順位:10.4位

予選7位通過校
・シード獲得率:1/7(14%)
・平均順位:12.9位

~感想と2024年大会の展望~
 思っていたよりも、予選会の順位が本戦への順位に直結していることが分かりました。予選会はトラックレース、本戦はロードレースなのでどうなのかと思いましたが、トラックの結果とロードの結果がきちんと比例していましたね。今年の本戦を見据えると、東海と東洋はかなりの確率でシードを取ってくるのではないかということがこのデータからも考えられます。早稲田は5分5分といったところでしょうか。また、6位通過の帝京も力はあるだけに、6位通過校のシード獲得率0%というジンクスを跳ね返す走りに期待したいです。他の3校に関してはまずはシード権争いにどこまで絡んでいけるかという戦いになりそうです。

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