今日の一枚/13分13秒50
一枚写真を選んで、そのあとに写真とは関係ないテキストが続く「今日の一枚」最近は一枚といわずに、画像がパンパンあがったりもします。
こちらは2021年12月10日。京都・西京極競技場で行われたエディオンディスタンスチャレンジ5000m。エディオンディスタンスチャレンジは記録とポイントの両方を狙うレースとして作られた。アジアパーミット申請を視野にいれることで、カテゴリーがBランクとなり、日本選手権と同等のポイントがつく。今回はアジア各国からの招聘がかなわなかったが、将来的にはタイムが出やすい気候と年明けの駅伝までのスケジュールとの絶妙なタイミングを狙ったものになりそうだ。
塩尻はラスト4周で先頭にたつ、富士通塩尻和也選手。後ろに遠藤日向、松枝博輝と、「ラストのキレ」がいることから、ロングスパートに持ち込んだレース展開。最後は遠藤日向の鬼スパがきまり、着順こそ逃しますが、13分16秒53。これは5000m日本歴代7位の記録。5000m東京オリンピック日本代表の坂東、松枝の自己ベストを上回るタイム。これまで3000m障害を主戦場にしてきた塩尻和也が5000mでこのタイムを出したことで、オレゴン世界陸上日本代表争いが面白くなってくる。オレゴン世界陸上の5000m参加標準タイムは13分13秒50。中央大吉居大和も箱根駅伝1区区間賞で走った直後のスタジオとのクロストークで、「13分13秒5をターゲットに頑張っていきたい」と。この数字をみんなが狙っている。
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月刊 EKIDEN NEWS
月刊といいながら、一日に何度も更新する日もあります。「いつかビジュアルがたくさんある陸上雑誌ができるといいなあ」と仲間と話していたんですが…
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