オリンピアンの凄み

東京オリンピック参加標準記録というのがある。陸上競技は種目によって世界との差が大きいものもあり、差が大きくついたものに関してはグレードの高いレースでポイントを稼ぎターゲットナンバー入りをしてオリンピックへ。一方で参加標準記録を突破し、国内選手権で３位以内に入りオリンピックへ。という道筋。いわば、参加標準記録とは「オリンピックに出るだけでなく勝負をするためのボーダライン」みたいなもの。世界陸上は数大会間近で見てそう感じた。

3000m障害日本選手権で8分22秒00のオリンピック参加標準を突破。8分20秒70で３位に入った青木涼真（HONDA）が網走1500mを走った。青木は北見の5000mにもすでにエントリー。網走でキレをチェック。北見の5000mでスピード持久力の刺激をといったところだろうか。どちらにしてもオリンピック本番に向けた調整であるには変わりない。