LET IT BE.
世界陸上オレゴンが終わって一月が経つのだけど、未だに考えることがある。「もし、あのまま走れてたら、どういう結果になっていたのだろう？」と。それくらいにレース前の新谷仁美選手は心が充実しているように感じた。合同記者会見では「大仏のような心で走る」といった。変に開き直るわけでもなく、心穏やかに走る。最終刺激では給水を取りそこねたことで、不安を爆発させるかと思いきや、いつになく冷静に対処した。これまで観たことがない新谷仁美に出会えそうな気がした。ここから先は
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