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今日の一枚/ヤババババ福岡クロカン
ランダムに選んだ写真に全く写真とは関係ないコラムが続く、いや、たまに写真と関係あるコラムが続く「今日の一枚」。写真は2021年2月。福岡クロカン女子U-20のもの。益田東高校のJ・ジェプングティチ選手が優勝しましたが、後ろにいるのは健大高崎の不破聖衣来選手です。この写真だと、なんか競り負けた感がありますが、ラスト1周まではジェプングティチ選手が後続を大きく引き離して独走。不破選手の前には現日本郵政の小坂井選手がいたはずなんですが、ラスト1周で不破選手が猛烈なスパートでジェプングティチ選手まで追いついてしまうという。ラストのスプリントで勝負がつきましたが、ゴールと同時に倒れ込むジェプングティチ選手とは対照的に呼吸ひとつ乱れずスタスタと去っていく不破選手に驚いたものです。
さて、2月26日に行われる福岡クロカン。不破選手ももちろん出場しますが、先んじて発表された男子メンバーがすごいとネットは騒然です。
【福岡クロカンエントリーシニア10km】
— EKIDEN News (@EKIDEN_News) February 8, 2022
塩尻!潰滝!坂東!田村!相澤!三浦!丹所!石田!
そこに佐藤圭汰が高校生ながらエントリー!
ヤババババ。 pic.twitter.com/m0lUbeunc8
持ちタイムが多少違っていることは目をつぶっていただくとして。
松枝もエントリーしたなぁ(ボソッ https://t.co/N7Ufvz413Y
— 井野 洋 (@ino_hiroshi) February 8, 2022
この中で異彩を放つのは高校生ながらシニアの部にエントリーした洛南高校佐藤圭汰でしょう。規格外の高校生の彼が洛南の先輩三浦龍司、そして10000m日本記録保持者相澤晃にどう挑むのか?
昨年の福岡クロカンでは興国高校のマイナ選手との一騎打ち。フィニッシュで競り負けた佐藤選手には喜びはなく、「仕留め損ねた」と悔しそうだったのが印象的。
どのレースもシニア相手に序盤から先頭を走り、果敢にチャレンジをしてきた彼はもはやU-20では敵なし。あえてシニアにエントリーしてきたのもうなづけます。
洛南佐藤が63で入った。#織田記念 pic.twitter.com/5449XwZV8w
— EKIDEN News (@EKIDEN_News) April 29, 2021
この福岡クロカンが熱いのは、ここに塩尻和也が入っていること。スタートと同時に二人が積極的に前でガンガン飛ばしていくのが目に浮かびます。そこに、ロングスパート、スプリント多様な脚質をもった選手がついていく。「それ絶対おもしろいレース」確実の福岡クロカン。このあとに発表される他の選手が楽しみです。
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月刊 EKIDEN NEWS
月刊といいながら、一日に何度も更新する日もあります。「いつかビジュアルがたくさんある陸上雑誌ができるといいなあ」と仲間と話していたんですが…
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