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野生の田中希実
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2023年も田中希実がホクレン士別に現れた。おもえば田中希実の快進撃は2020年ホクレン士別からはじまった。前年、世界陸上ドーハ5000mで日本歴代2位(当時)の記録を出すも14位。ラストスパートに課題があった。そこから「5000mのための1500m」というテーマで中距離種目を使いながらスピード強化に乗り出す。新バージョンのお披露目は2020年ホクレン士別。ここで4分08秒68。当時の1500m日本歴代2位をマーク。(8月のセイコーGGPですぐに日本記録も更新)
🥇田中希実 4分8秒63!!!!!#ホクレンDC#1500m pic.twitter.com/c1FtDg729G
— EKIDEN NEWS (@EKIDEN_News) July 4, 2020
次の深川で3000m日本記録を樹立。多くの実業団選手がピークを定め転戦するなか、田中はこの年以降、ホクレンシリーズの大半を転戦。毎年のように、どこかのホクレンで日本記録を出す。田中希実が出る。ということは、日本記録が出る可能性がある。とあって、彼女が出場するレースには数多くの取材クルーが集まり、これまで知る人ぞ知るレースであったホクレンはライブ配信とあいまって多くの人に知られることとなり、田中はホクレン・クイーンとなった。
しかし、今年の田中希実は例年とは少し様相が違う。これまでほぼ皆勤賞だったホクレンを転戦せず、士別を走ったあとは、フィンランドでの2試合を経てアジア選手権へ。旭川→羽田→ヘルシンキ→フィンランド国内移動を経て、ヘルシンキ→羽田。そのまま日をそれほど開けずにタイへと移動することになる。
7/1 ホクレンDC・士別 🇯🇵
— ATHTRACK Athlete Club (@ATHTRACK_AC) June 29, 2023
→ 1500m
7/5 Joensuu Motonet GP 🇫🇮
→ 1500m
7/8 Motonet GP Oulu 🇫🇮
→ 5000m
7/12 アジア選手権 🇹🇭
→ 1500m
このスケジュールをみて、なるほど。と膝をうった。
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