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2019年4月29日 今日の一枚
「2017年8月1日〜2019年4月30日までに開催される、
国際陸上競技連盟が世界記録を公認する競技会」の
最後となるロンドンマラソン、ハンブルグマラソンが終わり、
MGCの出走者がほぼ出揃った(んですよね?)。
東京マラソンで「あと4秒」に泣いた、
一色恭志選手もきっちりクリア。
一言にまとめるなら、東京の経験は決して無駄ではなかったということでした。
— 一色恭志 Tadashi Isshiki (@one0color) April 28, 2019
単独走ペースメーカーみたいなレースでしたが、ひとまず安心です。応援ありがとうございました。
一番、熱くなったのは高久龍選手。
高久選手がハンブルグでクリアすべきタイムは2時間10分15秒。
東京マラソンから2ヶ月弱で自己ベスト、
しかもサブ10レベルで走れるように仕上げてみろ!
という無理ゲーに近い条件を見事クリア。
すごい。とにかくすごい。何がすごいかって。
ラスト2.195kmでペースがあがってること。
ボストンで話を聞いた川内優輝選手によると
「みんな記録を狙ってハンブルグを走りますが、
ハンブルグは簡単そうに見えて、
実はラスト2kmが坂道でここがきつい。
後半、ガクンと落ちるんです。」と。
あらゆる選手がラスト2kmで落ちている中、
おそらく高久選手だけがこの区間をビルドアップで走ってる。
MGCのラストも坂。ここで勝負が決まるのはわかりきっている。
MGCの条件もクリアしつつ、ラストの坂できっちりあげる。
高久選手のハンブルグマラソンにはタイムだけでなく
MGCをも見据えた走りがあったように思えます。
ドイツのハンブルクマラソンに出場しました!!
— 高久 龍 (@TRU0218) April 28, 2019
2時間10分03秒の7位でした!
これでMGCを獲得できたので、また夏に向けて頑張りたいと思います!
応援ありがとうございました! pic.twitter.com/9dM7uSMHMK
目標タイムより「13秒」。
ハンブルグで「その1秒をけずりだせ」を見ることになるとは。
今日の一枚は東京マラソン2019でゴールする高久選手。
ほとんどの選手がゴール手前で力尽き、倒れ込むなか、
高久選手はしっかりと前を向き、
ゴールラインをきっちりと駆け抜けていきました。
強さってこういうところにも出てきますよね。
それでは今日もよい一日を。
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