GGPは男女1500mに注目してしまう。
春に行われるはずだったGGPが夏へと延期となり、ようやく陸上競技が新国立競技場で行われることになる。本来ならWAのコンチネンタルシリーズレースであるので、高ポイントが加算されることもあり、海外から有力選手が出場するこの大会。今回は移動による観戦リスクもあるため、国内選手での開催となる。
ここでの記録も、10月の日本選手権もオリンピック参加標準記録として採用されないため、記録への期待は若干薄れてはいる。となると、自分がTBSのディレクターになったつもりでエントリーにストーリーを探し出して楽しむに尽きる。
100mの有力選手のエントリーも出てはいる。
このならびであれば、新国立で9秒台が見たい。ということだろうか。海外でのレースに出場できないこともあり、高レベルで走れる数少ない大会であるから、出るとしたら、ここか、神風が吹く福井だろう。でも、本当に見たいのは「サニブラウン VS 」という図式だったりする。このあたりはアメリカでトレーニング中のVTRが出てきたりするのかな。
とはいえ、注目はやはり男女1500m。どちらもテーマは「日本記録更新」。10月に日本選手権が新潟であるとはいえ、新国立競技場ではじめて行われる陸上競技大会で日本記録が出た。ニュースバリューとしてここまで大きなものはない。100mほど注目は集めない中距離種目での達成に意義がある。そして、1500mという距離がテレビ放送的にもちょうどいい。これが5000mであれば、テレビ中継からカットされるも、1500mであれば、スタートからゴールまで中断されることなく、ノーカットで放映されるからだ。
ここから先は
月刊 EKIDEN NEWS
月刊といいながら、一日に何度も更新する日もあります。「いつかビジュアルがたくさんある陸上雑誌ができるといいなあ」と仲間と話していたんですが…
サポートと激励や感想メッセージありがとうございます!いただいたサポートは国内外での取材移動費や機材補強などにありがたく使わせていただきます。サポートしてくださるときにメッセージを添えていただけると励みになります!