コーヒー
コーヒーを飲む
湯気が立っていたコーヒーは冷めてしまって時間の流れを感じずにはいられない
コーヒーが飲めるようになったのはいつだったか
小学3年生のころ
おじいちゃんによくデニーズにモーニングを食べにつれていってもらっていた
モーニングセットにつく飲み物はオレンジジュースかコーヒーか紅茶
紅茶の苦手な自分は二択だった
でもコーヒーは苦くて嫌いだった
でも当時オレンジジュースもそんなに好きでもなかった
選んだのはコーヒー
ミルクを入れ、ガムシロをふんだんに入れ甘々なコーヒーにする
いつからかそれが美味しいと思うようになった
それからコーヒーが飲めるようになった
ブラックコーヒーを飲めるようになったのは社会人になってから
連れていってもらったカフェでミルクを頼むのを忘れた
でも本物のドリップコーヒーは芳醇な香りで美味しかった
大人になった気がした
社会人生活
始まった当初は何をしても眠くて眠くて辛かった
毎朝通勤中、駅から会社まで歩く時に目覚ましで缶コーヒーを飲むのが日課だった
今ではほとんど飲まなくなった缶コーヒー
あんなに好きだったのに
気軽にドリップコーヒーが飲めるようになってからは飲めなくなった
味の濃さ香りの違い、何もかもが違う
知ってしまうと戻れない
コーヒーに限った話ではない色んなことに言えること
知らなかった方が幸せなことも多い
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