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広くて浅くてもカオスな組み合わせ

情報Ⅰ、Ⅱを担当していると、扱う範囲が本当に広いなと感じます。
ある予備校の先生が
「情報を教えられる先生を紹介してほしいと言われるけど、全部の分野をきちんと教えられるほどの技術のある人は、教師なんか給料が安すぎてやらない。」
と言っていました。
情報以外でも自分の知識は広くて浅いなと感じています。
今回は、これまで自分がやってきたことを棚卸してみたいと思います。

大学
中学理科(生化学)、ジャズ研(理論、ピアノ、PA操作)、ホームページ作成(HTML)、Mac(MacOS9)
大学院
特別支援教育(言語障害、重度重複障害)、Windows98、DTM(Midigraphy)、RealBasic
講師時代のことはいいや。
1校目
病弱教育、中学理科、医療的ケア、MOT(マイクロソフトオフィシャルトレーナー)2002,2003(Word,Excel,PowerPoint,Access)、高校情報免許(情報ABCの時代)、危険物取扱者乙4、VisualBasic、一太郎、花子フォトレタッチ、ドットコムマスターダブルスター、教育情報化コーディネーター3級、情報セキュリティアドミニストレータ(当時)、スイッチ教材、DTM(Music Studio Producer)、防災士
2校目
知的障がい、MOT2007、ハーモニカ、アコーディオン、WindowsServer2008(WSUS構築)、DTM(SONAR)、Webサーバ運用(IIS)、Adobe Flash(ActionScript)、木材加工(丸のこ)
3校目
病弱教育、中学理科、MCDST(Windows7デスクトップサポート)、Skype、特別支援免許領域追加(視覚障害、聴覚障害)、Ubuntu(Apatch、MySQL)、AssetView、NetCommons2、ホームページビルダー、VBA、福祉住環境コーディネーター2級
4校目
肢体不自由、化学基礎、物理基礎、情報Ⅰ、情報Ⅱ、Google認定教育者レベル1,2、知的の理科、音楽、CentOS、GoogleWorkspace、Python、メタバース、デジタルものづくり(3Dプリンター、レーザーカッター)、Canva、生成AI、NetCommons3、Connect-CMS、Canva、ChatGPT

こうやって書き出してみると、自分には
・特別支援教育
・理科
・ICT関係
・音楽
の4本の柱があるのかなと思います。
でも、どれも中途半端だなと思います。

・特別支援教育
病弱が長いかなぁぐらいで、何かの障害種別の専門性に長けているわけではない。修士号はあるが査読論文は出していない。
・理科
中学部で計10年ぐらい教えていたが、中学校の先生にはかなわないし、現行の学習指導要領になってからは中学部で教えていない。
・ICT関係
誰でも取れるような資格ばかり。企業経験有りや博士持ちがうじゃうじゃいる分野。どんどん新しいことが入ってくる。
・音楽
音楽の先生がいるから校内では出しゃばれないし、プロで食べていけるほどではない。

どれも専門でやってきた方にはかなわないですし、広く浅いです。

うちの県では特別支援の枠で理科の免許を持っている教師は少ないですし、情報の免許はさらに少ないですし、ICT関係に強い教師も少ないので、今のところは組織内でニッチな存在としての地位は確保できています。
でも、次に異動した学校で情報や理科の授業を担当するとは限りませんし、ICTに関しても教育委員会によるGoogleドライブのアクセス制限のように、現場の裁量でできることが今後いっそう制限されていくかもしれません。
情報系の学部や企業から来た人には簡単に追い抜かれるでしょう。
最近読んだビジネス書の影響か、そのような不安を覚えるのかもしれません。

でも、様々なものを掛け合わせるという手もあります。
ダンスでバターをつくるサイエンスエンターテイナーの五十嵐美樹さんが真っ先に思いつきましたが、特殊な技能や資格を持った芸人さんとか、最近よく目につく気がします。

https://www.youtube.com/watch?v=wWSh8ikCpPk

カオスな組み合わせで唯一無二な存在を目指すのも良いですね。

カオスと言えば・・・メタバース空間かw。
自分が興味を持ったものを突き詰めていると、いつの日か、今までやってきたことがつながってくるのかもしれません。