Jamboard廃止に向けて
9月30日に、Googleから来年Jamboardが廃止されるという発表がありました。
自分はあまり使っていなかったのですが、他の先生に勧めることが多かったので、「参ったな。」と思いました。
そしてすぐ、「移行先を探さなくては!」と思いました。
「どうすればいいの!」とパニックになる人がいるのではないか?。
恐る恐る出勤すると・・・
実際には、話題にすらなりませんでした。
「へー。」
「廃止?。これから使おうと思ってたのになぁ。」
幸か不幸か、うちの学校ではその程度にしか使われていなかったようです。
移行先
移行先としてGoogleは、3つのサービスを紹介しています。
Googleの発表があって慌てて調べたときには、FigJamしか日本語対応してないように見えたので、移行先はFigJam1択かと思ったのですが、この記事を書くために念のため調べ直したら、3社とも日本語対応していることがわかりました。
あと、ホワイトボードならCanvaでも良いかも。
そこで、4つのサービスを触ってみました。
JamBoardでできることはどのサービスでもできます(付箋、手書き、共有、画像貼り付け)。
しかも高機能!。
あと、共通してタイマー機能がある!。
Canvaに投票機能が無いのか・・・。
フォントについて
自分がJamboardを使っていて不満だったのが、フォントが変えられないことでした(Chromeの設定を変えれば変えられるのかもしれませんが)。
つながっている「き」や「さ」で混乱する生徒がいるので、よく別のアプリでBIZ UD ゴシックやUDデジタル教科書体で作った文字を画像で貼り付けて使っていました。
4つのサービスで検証してみると、どれもフォントを変更することができます。
「き」「さ」の文字も調べてみました。
FigJam、Lucidsparkでは初期状態で「き」「さ」はつながらないフォントでした。
miroの初期状態「Open Sans」ではつながってしまいますが、別のフォントに変えれば大丈夫でした。
CanvaもUD丸ゴ_スモール(N仕様)などにすれば大丈夫でした。
つまり、どのサービスでも大丈夫でした。
フォントの種類や数は4つのサービスで違います。
FigJam:4種類
Lucidspark:13種類
miro:30種類
Canva:数えられないくらい
フォントの数で好き嫌いが分かれるかなという気がします。
Google Classroomとの連携について
Jamboardでもう一つ不満だったのが、Classroomから新規作成できないこと。
4つのサービスももちろんClasroomから新規作成はできません。
Googleのサービスではないから仕方がないか・・・。
Jamboardの場合、共有リンクを貼り付けるとアクセス権限設定やコピー配布ができました。
4つのサービスでははできるのだろうか?。
検証しました。
当然できませんでした。
まあ、どれも「共有」ボタンからの設定で編集可か閲覧のみかは設定できますが。
根本的な問題
うちの自治体、児童生徒アカウントでFigJam、LucidSpark、miroにGoogle連携でログインできないのです。
Canvaはできるのですが。
ということで、現状はCanvaを使うしかありません。
今後3つのサービスもさすがに許可されるようになると思いますし、Jamboardからの移行ツールが提供されたり、機能追加されたりしていくと思うので、引き続き情報収集していきたいと思います。
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