首相の洗礼か運命か。
タイの首相にタクシン元首相の娘である
ペートンターン女史が最年少首相となり
政界や国内を賑わいましたが、知人のタイ人から
懸念する声も聞かれました。
まず言われていることは、
・政治経験が少ない。
これに関しては、テレビや政治評論家などが
口を揃えていってますね。
私個人的には、後ろに親父がいるので
問題ないのでは。と思っています。
しかし、タイ人の口から出てきたのは
我々には馴染みのない言葉でした。
それは
・クーデター
この言葉を聞いた時は、タイ政治の中で
ついて回る言葉であることを忘れていたので
頭がスッキリしました。
歴史を振り返ると立憲革命(1932年)から
13回も起こっています。
なぜクーデターが起こるのか、
なぜクーデターが有効なのか、
は別として、タイでは一つの政権奪取手段に
なっているように見えます。
そこで、知人のタイ人が言ったクーデターの懸念は
どういうことだろうか?
ここ最近の歴史を振り返ってみると
多少の時間の隔たりがありますが
以下の通りです。
タクシン元首相
→クーデター(2006年)
インラック元首相(タクシン元首相の妹)
→クーデター(2014年)
そして今回タクシン元首相の娘が首相に選出された。
詳細は書きませんが、裏で政治的駆け引きが
行われており、行末は不明瞭なものであると言えます。
それらを含め、歴史を観察すると
クーデターが懸念されるのは
容易なことであります。
そして、試練なのか洗礼なのか、現在タイでは
2011年の洪水に迫る大規模な洪水被害が出ております。
奇しくも前回の洪水時の政権はインラック政権でした。
数奇な運命はタイをどのように動かしていくのか
これからも見守っていきたいですね。
ではこの辺でEKでした。