信じているものは何(13)
大阪チェナクルム
前回までがシーズン1のような形で一つの
信じるものが確立したところまでを書きました。
次のシーズンに入る前に、司祭のマリア運動に
参加するまでに、実は相当な期間があったことを
ここにお伝えします。
信じるものが出来、心が少し安定してきた私は
日常生活では、「喫茶店」から「バイク便」という仕事に
職業を変えていた。
そして、バイクに日常の多くの時間を
費やすことになっていきました。
かと言っても、信仰を捨てたわけではなく
私の信じるものは、何ら変わらなかった。
変わらないどころか、友人に勧め、二人ほど
カトリックに入信した人もいた。
この時期に、一度目の結婚をしました。
そして、離婚もしてしまいました。
これはカトリックでは御法度なお話です。
これは、今でも引きずっている事柄でもあります。
(一応、教会裁判に申請し、婚姻の無効を頂いております)
いや〜人生いろいろありますね。
そういえば、一度京都でバイクの自損事故を
起こしたことがあります。
その時に、不思議なことがありました。
電柱をすり抜けた
いつもの同士の集うところへ行こうとバイクを走らせ
大通りから、小さい道路に入り、目的地を目指した。
細い田舎道で、あまりスピードも出せない道で、
もう少しで目的地に着くという右カーブで
(あまりスピードを出していません)なぜか
曲がりきれず電柱に衝突してしまいました。
バイクの左側のエンジンが、電柱に激突。
位置関係から言うと、私も電柱に激突・・・
のはずが、電柱の奥の畑に投げ出されたんです。
もう少し、その時の映像をお話しすると、
カーブが目に入り、「あっ」と思った瞬間
電柱が目に入り、そのまま電柱に吸い込まれて
いったんです。
「当たるっ」
と、私は目をつぶりました。
「ガン!」とバイクが電柱にぶつかる音。
私は、宙を浮いていたようで、
気がつけば、畑に転がっていました。
体は、畑の土で汚れているが大丈夫、
ヘルメットも大丈夫。
そうです。
全くの無傷でした。
「よかった」
そう思って、バイクのところへ行くと
バイクは電柱の横で、エンジンが割れ
横たわってました。
そうして、押して友達のところへ行き
バイクを置かしてもらい、電車で帰った。
(ちょっとカッコ悪かったです)
不思議なことは、私の体がぶつかるはずなのですが
ぶつからず無傷だったことです。
「電柱をすり抜けた感覚」でした
科学的には、当たらない証明が、できるかもしれませんが、
私自身「当たるっ」と目をつぶったが、当たらなかったので
すり抜けたと感じたんです。
不思議でしょ。
大阪チェナクルム
いわゆる普通の信仰生活を送りながら、
世俗的な事柄とも戦いながら、いわゆる
普通の生活を送ってました。
そして、前回にお話しした通り、信仰をもっと強く
するべく、「司祭のマリア運動」という運動に参加することになった。
司祭のマリア運動では、チェナクルムというものを行います。
これは、聖霊とマリア様と共に、
ミサにあずかり、ロザリオを祈り、
信徒が互いに、兄弟愛を具体的に体験する。
ざっくり言えばこんなところです。
(本当はもう少し詳しく細かいです)
そして、年齢的にも青年のグループになるので
早速、チェナクルムを手伝っておられる方から
お声がけをいただき、一緒に手伝うことになりました。
ミサ前の、ロザリオ、聖書朗読、祭壇の準備など
教会の裏方のようなお手伝いをすることになりました。
ここで、私は教会の認可されている活動のお手伝いを
することで、精神的な安定を得、その中で、LPの活動
との共通点を探していました。
しかし、同時にLP団体のよくない噂が耳に入るようになり
教会からも警告や注意喚起がされるようになりました。
そして、LP氏の逮捕
あまり口にはしませんでしたが、衝撃的にショックでした。
今の信仰のきっかけであったLP氏の逮捕。
私の信じるものが、裏切られた瞬間でした。
「騙された」
そう思うと、一気に崩れ去り、全てのものがなくなっていくのですが
幸い、司祭のマリア運動に携わっていることから、
最小限で済みました。
さらに私を支えたのが一人の女性との出会いでした。
・・・。
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