タイ西部にある日本精神
平和祈念公園
やっと行くことが出来た。
というか、去年まで知らなかったんです。
なぜ、知ることになったかというと、
タイに来て、日本を外から見ることが増え、
日本の良いところ、と言われてもすぐには
思い出せないことに自分自身がショックを受けたんです。
そして、いろんなニュースを見たり、本を読んだり
するうちに、日本の神様というキーワードが出てきて
神道、神社ということが日本の国や文化に多く影響を
及ぼしていることがわかりました。
これは、私の連載ドキュメントの「信じているものは何」にも
関わってくるので、ここに至る信仰に関しては、あちらを
ご覧いただければと思います。
さて、タイに日本の神社は現在3ヶ所ございます。
まず、今回ご紹介しますカンチャナブリ県にある
桑井川神社(諏訪大地主)
チョンブリ県にあるシラチャ神社
社殿は無くバーチャル神社の
曼谷神社(バンコク神社)
となっております。
今回は桑井川神社です。
カンチャナブリ県は、タイの西部に位置しミャンマーと
国境を接する県で、バンコクから車で3時間で行くことが出来ます。
今回の神社はカンチャナブリ市から少し離れており、タクシーが
おすすめです。タクシーで約10分〜15分程度です。
私は
車で行きました。場所は以下の通りです。
クウェー川沿いに位置し、約200×200mの敷地に社殿や石碑などの
モニュメントが散りばめられております。
入り口
上の写真を見ていただくと分かると思いますが、
鳥居からまっすぐ参道のように道があり、左右に
いろいろな言葉が書かれた石碑があります。
ここは、大東亜戦争にて戦死した御霊を鎮めるために、有志により
作られたそうです。
そして、二度とこのような悲劇がないようにとの意を込められて
いるのだろうと思います。
入り口から入り、奥へ進んでいくと反対の出口に行く手前に
記念館と本殿があります。
当日は、陽気なタイ人の管理者に、案内していただき、
記念館の中、本殿の中も見させていただきました。
記念館の中には、本物かどうか不明ですが、写真のように
価値がありそうなものが飾られていました。
このほかにも、白無垢の着物、日本人形など、日本の物が
数多く展示されていました。
恐れ多くも本殿内も案内していただきました。
こんなに近くでお神輿を見たのは初めてでした。
わたしはクリスチャンですが、こちらではお祈りさせていただきました。
まだまだ、見るところはございますが、後はみなさんの目で
実際に確かめていただいた方がいいと思います。
この場所は、shinto parkとして、タイでは呼ばれています。
日本人的には、桑井川神社(くわいがわじんじゃ)と呼ばれてますが
じつは、タイではあまり話さない方がいい言葉なのです。
発音一つで、別の意味になるのですが、クワーイというのは
コークワーイと話し意味は水牛なんですが、クワーイは馬鹿
として使うことがあるので、わたしの家族にも、注意されます。
ちなみに、どこ行くの?と聞かれて、桑井川神社って言うと
ダメ、クウェー川神社ね、と直されます。
まあ、日本語とタイ語が違うので別に大丈夫なんですが、
まあ、知識として覚えておいてもいいですね。
さて、全体の印象ですが、この中にいる時は
日本のようでした。日本の庭園(京都にあるような)に
いる感覚がありました。ちょっとした森の中で、下界の言葉
は、あまり聞こえませんでした。
平和記念公園 というより、日本精神祈念公園という感じでした。
神道、日本には八百万の神がいると信じられてきて、それが
日本人の信仰を支えてきたのだと考えられます。
しかし、この八百万の神は、西洋の言う一神教とは違うと
よく言われます。
本当にそうでしょうか?
わたしはクリスチャンで、一神教の宗教の信者です。
しかし、神はいつもそこにいるのです。
そう考えた時、八百万の神も一神教もいつもどこでも
そこにいるのです。
わたしは、そう考えて手を合わせております。
みなさんは、いかがですか。
では、一度尋ねてみてください。
※お願い
案内してくれる方は、桑井川神社の管理人の方ですが
案内料はいただいておりません。しかしながら、記念館や
本殿も開錠していただき、見せていただけます。
お帰りの際はお心付けをお忘れなき様お願いします。
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