セミの世界
近所の神社の
木に セミが鈴なりで鳴いている。
姿は見えないが
鳴き声だけで 計っても
あきらかに定員オーバーである🤔
セミの人生は実は儚くない。
なんと十七年である。
むしろ御長寿である。
その上
最晩年である
最後の7日間に至っては
重たい身体から
真新しい身軽な器に着替え
はじめて背中に生えた
羽をひろげ
新世界に 旅立つのだ。
なんだかちょっとうらやましい。
一方
人間はとゆうと
年をとると
身体も心もドンドン
重くなる個体が
おおいい。
とても おおいい。
だけど
それが
まわりの情報からくる
思い込みだとしたら?
人生最後の7日間
あるいは
7年間。
虹色の羽をひろげて
思い残すことなく
旅立てるような
人生であるのが本来だと思い込み
しっかりイメージして
今から準備を続けたら
どうなんだろう?
祖父は90まで
二百年の古い家で
每日畑を耕し
風呂の薪を おもい斧で
エイヤとわって
夜は ご機嫌で晩酌をし
野球を見ていた。
東京の大叔母は
八十代半ばで
母や私より 歩くのが
軽快ではやかった。
そしてよく笑うひとだった。
わたしも
どうせなら そうゆう
晩年で ありたい。
今から数十年さき
地上から
おそれず
飛び立てるように
いつか
この世界と
残る人たちに
笑って 手を振って
天へと舞い上がり
お別れができるよう。
心も身体も魂も
今からしっかりと
鍛えておかなくては👍。