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ゆるり純喫茶

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みじかめのエッセイです。お茶でも飲みながらゆるりとお話ししませんか。
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#表現

死こそ常態 生はいとしき蜃気楼

早いもので、9月も終わりですね。 昨日、散歩中に とんぼが飛んでいるのを見つけまして 秋の訪れを感じました。 今年も残すところ、あと三ヶ月。 一年というのはあっという間ですね。 時の流れの早さを感じるとき いつも心にふっと浮かぶ たいせつな詩があります。 「さくら」 茨木のり子 ことしも生きて さくらを見ています ひとは生涯に 何回ぐらいさくらをみるのかしら ものごころつくのが十歳ぐらいなら どんなに多くても七十回ぐらい 三十回 四十回のひともざら なんという少なさ

沈黙の人生を歩んできて、気づいたこと。

こどもの頃から じぶんの意見を言ったり じぶんの気持ちを表現するのが とても苦手でした。 いまでも、周りからは 「何を考えているか分からないね」と 言われたりします。 存在感も薄いせいか ずっと近くにいた人に 「……いつから居たの?!」と ビックリされることもしばしばです。 意見を言ったり 気持ちを表現するのって たいせつなことなんだ、と あたまではわかっていました。 けれど、 行動にうつす勇気がもてずに ずっと「沈黙の人間」として 生きてきました。 どうして、わた

「がんばる」は「がまん」じゃない。

「言葉は人をつくる」 棋士の羽生善治さんの言葉です。 以前なにかのインタビュー記事で読み ずっとこころに残っています。 人間の脳は「人称」を認識できない という話を本で読んだことがあります。 だれかに「ありがとう」と言うことは じぶんに感謝していることになります。 ポジティブな言葉を伝えることは じぶんに言っているのと同じなんですね。 (もちろん、逆も然りです。) あたまで思い浮かべ 声にのせて発し その音をじぶんで聴いているわけですから、 二倍にも、三倍にもなって

だれかが眺めた景色を、いっしょに。

朝夕はすこし暑さが和らいできて 季節の移ろいを感じますね。 わたしは四季の中では 「秋」がいちばん好きです。 木々が枯れていくような 寂しさもあるけれど それぞれが閉じていく感覚があって。 自分自身を振り返ったり、 問いかけたり、あたためたり。 秋から冬にかけては そういったやさしい雰囲気に 包まれる気がするんです。 はやく秋が来ないかなぁ...と 心待ちにしていたところ、 noteで可愛いどんぐりのお写真を発見! あまりにも可愛いので イラストを描いてみました。