伝えることの難しさ
どんなに言葉を使うのが上手な人でも
どれほど文章を書くのが上手な人でも
どれだけ映像表現が上手な人でも
自分の気持ちや考えを自分以外の人に伝えるのは難しい
めちゃめちゃ上手く伝わったとしても7割伝わればいい方だと思う。
距離感の遠い人だと2、3割伝わるだけでいいかと思えても
身近な人になればなるほど7割8割、家族や恋人には10割の気持ちを伝えたいと思ってしまう。
でもそれは本当にとんっっっっっっっっっでもなく難しい。
シンプルに悲しいという気持ちを伝えるだけでも
自分と同じ悲しみを、他の人に伝えるのは難しい。
先日、息子が僕の話を聞いてくれなくて
悲しい気持ちになったので、その事を息子に伝えようとして
「誰かに話しかけて、その話を無視されたらどう思う?」と言ったところ悲しいというよりも腹がたつ。という答えが返ってきた。
その時に、どうにか悲しい気持ちを伝えようとして、色々な話をしたけれど息子は悲しいよりも腹が立つという気持ちの方が先に来てしまうようだった。
とまぁこんな具合に、悲しみの感じ方はそれぞれ違うし
感情の持ち方も一人一人違う。
そんな違う感覚を持った人に、複雑な気持ちを伝えることの難しさは相当の難易度だ。
音楽でも映画でも絵画でも小説でも詩でも漫画でも
世の中の素晴らしいアーティストは、気持ちを伝えるのが素晴らしく上手なんじゃないかなと僕は思う。
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