【第50回】Dr.ヒロの学び直し!心電図塾X/Tiwtterまとめ
皆さん,こんにちは。Dr.ヒロ(X/Twitter: @ekagemaster)です。
週刊日本医事新報にて連載3年目に突入中の,
『Dr.ヒロの学び直し!心電図塾』
ですが,今回は記念すべき【第50回】でした。
【第50回】URL: https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=24233
日本中できるだけ多くの人に知ってもらえるよう,関連事項や取り上げた図表を中心にX/Twitterで紹介しています。ここでは,もともとのポストの良さを生かすべく,できるだけ投稿した通りの内容を通しで見られる工夫をしています。では,どうぞ。
■カブレラ形式(配列)/Cabrera format/display
「心筋梗塞の把握」にしか使わないって?
ノンノン,そんなのモッチナイぞ(ToT)
前額(断)面frontal-planeでの極座標システム(肢誘導)を包括的に理解するツールなんです。
あっ,今回はそれを「QRS電気軸」に生かす予定。いわゆる“トントン法”を解説します!
〈URL〉https://x.com/ekagemaster/status/1785082119561334941
コメント:
詳細は次回(第51回)で解説するのですが,カブレラ形式(配列)を説明するのに用いられる前額面上の座標軸は,実は,QRS電気軸を考える平面共通しています(frontal plane)。その前振りを行うポストでした。
■カブレラ形式(配列)/Cabrera('s) format/display
5月!May!皐月!GW中に基本に立ち返ろう。
そうです,懐かしい「心筋片モデル」・・・
12誘導システムは,すべて“単極”的な始視点に帰着できる点が素晴らしい。
興奮(脱分極)が向かって来るなら陽性(上向き),離れるなら逆の振れを描く
―これぞ心電図の描画ルールです。
〈URL〉https://x.com/ekagemaster/status/1785427383702671570
コメント:
心筋の中心に不関電極(基準=陰極)がると考えて下さい。
右端に示されている波形の意味するところは?
脱分極を“囲う”(半周)ことで連続性の中にトントン(vertical point)を見出す・・・これをカブレラ形式(配列)で行うのがDr.ヒロ流!QRS電気軸の求め方です。詳細は本文で解説していますが,(QRS波の)極性が連続的に変化していく様子,そして“どこか”で上限がトントン(つり合う)場所があり,それがボクの言う“トントン・ポイント”(TP)です!
■QRS電気軸のイロハ(定性的理解)
なんと美しい図,表なんでしょう...(*^_^*)
そこには心電図上の“方向性”を理解するエッセンスが詰まっています。Mean QRS-axis(frontal-plane)とは,前額(断)面上の“コンパス”(羅針盤)です。
この2✕2の定性的な理解がスタートです。
〈URL〉https://x.com/ekagemaster/status/1785426758659182913
コメント:
QRS電気軸の基本的な理解に関する投稿でしたが,予想以上に多くの「いいね!」がもらえました(笑)
■数値で求めるQRS電気軸
電気軸は自分で“数値”で求めるんです。QRS電気軸が30°刻みピッタリの場合に使える方法です。
極性が上下“トントン”な(肢)誘導を見つけ,極座標上の直交する方向を考えるだけ(トントン法)。参考文献もオススメ❗
〈URL〉https://x.com/ekagemaster/status/1786231058046070933
コメント:
やや図の説明が足りませんが,肢誘導を見渡して(できればカブレラ形式の順に),IIIがTP(トントン・ポイント)だった時の一例ですかね。それに直交するベクトルAないしBが電気軸の候補ですが,定性的判断ないし他誘導(IやaVFほか)の極性に矛盾ない二者択一を行うことで正しい電気軸が得られます。Take-home messageは拙著からですが,何事も“遊び心”で学ぶことは教育上も良く,それは心電図も例外ではないと思います。
■参考文献
これもGetだぜ!
▽心電図の読み“型"教えます! Season 1
著者:杉山裕章
出版社:中外医学社
発売日 : 2019/4/2
ページ数:152
◇Amazon:https://bit.ly/3pAu0Z7
◇楽天ブックス:https://bit.ly/3CY3JqD
◇Yahoo!ショッピング:https://bit.ly/44clQ8l
〈URL〉https://x.com/ekagemaster/status/1786231990540505300
コメント:
なんとQRS電気軸に3章が割かれています。基本的な概論,今回紹介したントン法に加えて,その進化版“トントン法NEO”です。心電図を学ぶ全ての人が,一度は読むべき解説だと思います。他書の紹介も含め,一度は以下のサイトも見てみて下さいね。
https://note.com/ekagemaster_hiro/n/n3d55c7d6b22e
■最終告知
連休真っ盛りに「緊急で」失礼します!
#日本医事新報
にて連載中の,
『Dr.ヒロの学び直し!心電図塾』
【第50回】QRS電気軸の求め方① Determination of the QRS-aixs
https://jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=24233…
本日,5/3(金)15:00からWeb公開です。
今回は祝❗50回記念のレクチャーです。ここでしか学べない珠玉の内容が一人でも多くの人に届け!
〈URL〉https://x.com/ekagemaster/status/1786223568633893008
コメント:
日本医事新報社のHPから会員登録することで,最新号の当該記事は無料で閲覧できますよ。“無料好き”の方,ぜひどうぞ(笑)
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以前から,こうしたページを作ろうかと思っていましたが,ゴールデン・ウィークの“すき間時間”を利用して作成してみました!
好評なようであれば,今後も続けたいと思います。では。また次回。
from えかげますたぁ|Dr.ヒロ @ekagemaster (on X/Twitter)