心が動いたお話
この間、この絵本が紹介されていて 心がうるっときたので、早速購入してよんでみた。
“二人はともだち”
小学生のときかな、少し読んだ記憶がある。カエルくんとがまくんの友情のお話。
そのときは友達ってそういうものだ、ぐらいにしか思わなかった気がする。人と付き合っていくことに子供の頃はなんの戸惑いもなく、仲良くすることが当たり前だった。大人になって、人間関係というのが人生を潤わせてくれるものであるということと、そしてまた悩まされるものだと気づいて、うまくいかないこととも直面することも、多くなった。
だから カエルくんとがまくんに、大事な人に想いをもつということを 感じさせられたのだろう。心に寄り添う、ということを。
ー がまくんは玄関の前でかなしそうにしていました。ずっとお手紙を待っていました。 「ボクは今までお手紙をもらったことがないんだ。」「手紙を待っているときがかなしいのはそのためなのさ。」
ー カエルくんは大急ぎで家にかえってがまくんに手紙をかきました。 がまがえるくんへ
ー そして手紙をカタツムリ君に届けてくれるように頼み、カエル君はがまくんと一緒に手紙が届くのを待ちます。
「おてがみなんてきやしないよ」 とがまくん。 「きっとくるよ。だってボクが出したんだもの」とカエルくん。
「なんて書いたんだぃ?」
『親愛なるがまくんへ ボクは君がボクの親友であることを嬉しくおもっています。君の、親友カエル』
4日たって、がまくんはカタツムリからお手紙をうけとりました。がまくんはとても喜びました。
優しさでいっぱいになる絵本。損得が優先される大人社会をふと思う。人にあったかい言葉をかけられているかな。あったかい言葉かけれる人になりたいな。