フィリピン語学留学中に感じた真の幸せとは
I eltsのスコアを急遽どうしても上げたくて、フィリピンに行くことになった。
I eltsとは英語圏に留学や移住をしたい人向けに行われるイギリス発祥の英語の試験で、これがまた、難し過ぎるのです。TOEICや、英検、TOEFLなどありとあらゆる英語試験を受けたことがあるが、一番難しいのでは?
私は、うっすらではあるがいずれ海外の大学院を受験したいと考えている。
大学院のため、それなりに目指すべきスコアは高く、また私は独学で勉強するのが大の苦手なので、こんな状態ならば、いっそのこと英語留学が盛んなフィリピンの先生方にお世話になろうと思い、エージェントには大変迷惑をかけたが、1週間前にギリギリで申し込んだ。
ちょうど、勤めていた会社を辞めることになっており、有休もあったためそれを使えるチャンスだと思い、申し込んだ。(正直のところ、ハワイとかバリ島に使いたかったが)
いざ、フィリピンについた。
行きの空港で、BOSEのお気に入りのヘッドフォンをトイレに落としたり(まじショック)、トランジット先のマニラでピックアップするべきだった鞄のピックアップを忘れ(誰も教えてくれなかったOMG)セブ島についた途端、ロストバゲージをして学校に迷惑をかけたりと先行き不安なスタートではあった。
人は環境に慣れるのに時間を要するし、どんなに恵まれた環境であろうと、自分の脳やマインドは私がコンフォートゾーンから抜け出していることにアラームみたいなものを発してくる。先生方や生徒たちはいい人たちで、恵まれていると思ったが、どこか孤独みたいなものを感じていた。
英語の授業内容であったり、学校内の細かいことは、別の記事でまた触れようと思うが、フィリピンで何よりも強く感じたことがある。
それは、人は孤独や将来の不安を感じることで不幸な自分と認識してしまうこと。
フィリピンは調べたところ、平均の月給が約4万だというのだ。
私だったら、不安になってしまい、眠れない日々が続いてしまうのではないかと考えてしまった。お金は心の余裕につながっているからだ。
怒涛の1週間目が終わった。
そして、土日がやってきた。
私より若い他の生徒たちは、シュノーケリングに行ったり、ほかの島に行ったり、
本当に若い溌剌としたエネルギーに溢れていた。
私は、とりあえず思い腰を上げ、ショッピングモールに赴き、スタバでテキストブックを広げた。やっていることが日本と変わらないじゃんと自分自身にツッコミを入れながら、一日を終えた。
日曜日、今日も特に予定がなかった。
学校はみんなが外出がしているからか静まり返っている。
私は、I eltsのためにフィリピンに来ていて、何よりも勉強に集中するべきとわかっていた。それでも、どこか孤独を感じていたし、自分と他者を比較するBADモードに突入していた。それは夜まで続き、孤独とはなんと恐ろしい感情なんだと何度も頭の中で反芻しながら、不幸な自分を演出していた。
学校は、比較的セブでいうと貧しい丘の上の地域に建設されていた。
外を出ると、ガリガリな野犬ととても健康的には見えない体型の現地の人々の姿で溢れかえっている。昼間はみんな暇そうにスマホをいじって、長く暑い1日をなんとか過ごしている。そして、夜になると、家族か近所の人たちで集まり、カラオケ大会が始まる。私がベッドに着いたのは23時くらい、その後2時間くらいは外からみんなの楽しそうな笑い声や歌声が外から響いていた。
反対に私は、仕事を辞めてから今後のこと、経済的なこと、人間関係のことなどを、暗い部屋の中で黙々と考えていたのだ。皆の笑い声がする中で。
ふと興味本意で、なぜフィリピン人は経済的に豊かとも言えない環境で毎日ハッピーに笑顔で暮らせているのかとネットで検索をかけてみた。
一発で目に入って来たのはネットワークというワードだった。
人と人とのつながりを大切にしているため、孤独を感じにくい環境があるというのがどうやら彼らの幸せにつながっているようだ。
友達や家族、近所の人と集い、共に歌って時間を共有する。
これさえあれば、私たちは幸せを感じることができるというメンタリティだ。
よく思えば、この幸せは、日本でもやろうと思えばできる。
友達だっているし、家族、大切な人もいる。カラオケの機種も世界一くらいに揃っている。なぜ、それをしないのか?なぜ、それを幸せなことだという気づきが薄いのか?
ある程度、お金を持ってSNS上で多くのいいねをもらって、いい写真を撮るために沢山海外に行って、素敵な会場で結婚式を挙げて、、、
今日本で蔓延している幸せの例をあげるとこんな感じなのだろうか。
なんて、表面的で寂しいのだろうか
本当のつながりは、どこで感じているのだろう
今、あるもので満足するというマインドセットはどこにも見当たらない
もちろん、日本のどこかではそのようなネットワークを通じて、内側を満たしている人々も存在している。私の祖母の実家の人々がそのような暮らしをしている。
人が集まる都会に近づくにつれ、要らぬ虚栄心やエゴが顔を出し始めてしまう。
私はこの気づきを得た後に、すぐさま、若干の距離を感じていた他の生徒たちに歩み寄った。なかなか自ら人に近づくことはないが、ネットワークというものを感じてみたかった。次第に、輪が広がっていき、学校での知り合いも増え翌週には夜遅くまでみんなと語り合うという時間が増えていった。
あの夜に感じていた孤独はどこへやら。
私たちは、周りに生かされているとつくづく感じた。
人との本当のつながりを求めている。
空っぽにはなってはいけない。
心を満たすには。
語学以外の重要なことを教えてくれた、フィリピンに大感謝だ。
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SENRI
サイキックミディアムヒーラー
幼い頃から、ミディアム(霊媒体質)であった曽祖母の影響を受け、小学生の頃から、見えない世界へ強い関心を示す。
NYのバレエ留学時、9.11に同時多発テロが生じたワールドトレードセンターで封じていたミディアムの能力が再活性化される。上智大学卒業後は大手IT企業に勤めるも、その使命感から2021-2023の2年間、ロンドン在住し、英国アーサーフィンドレーカレッジや英国スピリチュアリスト協会SAGBにてジャネットグラスゴーのもと、ミディアム(霊媒)とサイキック(霊能)のトレーニングを積む。
<保有資格>
・ヨガ国際インストラクター資格 RYT200
・直傳靈氣療法師(Reiki)
・英国Arthur Findlay College
・英国スピリチュアリスト協会SAGB
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