2022年に気になったワイン [赤ワイン編 part2]
2022年に気になった赤ワインpart2
【東川ワイン】キトウシ 2016
赤い果実やスパイスやキノコの香り。
とにかく酸味が強いワインですが、2016ビンテージなので、酸も落ち着ついてきて、熟成感も出て来ています。
最近ビンテージはワインに厚みも出てきてますが、この頃は補糖もだいぶしているだろうし、ブドウ自体のポテンシャルの問題か果実味やボリュームが薄いと感じるところもありますねぇ。
やや酸がまだ強いですが、バランスは悪くは無いです。
これくらい酸があった方がアリ🐜という人もいそう。
渋味や苦味もだいぶまろやかになっているので、もう飲み頃カモ🦆
あと2、3年ぐらいでピークが来そうだが、果たしてどうなるのか!
セイベルといえば昔は、よく北海道でも栽培されていた品種で、収穫量は多いがワインとしては、特筆すべきものは出来ないというイメージだったが、最近ではそうでも無いよなぁ。
特にこのキトウシは良いと思います。
しかし、キトウシと打つと祈祷師と変換されるのは困ったものである。
一度も祈祷師という言葉を使って、文章を書いた事はないのだがなぁ。
そもそも祈るとか占いとかは、信じない人間なのだが。
料理に合わせるならば、マッシュルームやシイタケなどキノコを使った料理に合わせたい。
ポテトとモッツァレラのチーズ焼きなども良さそう。
生産者:東川ワイン(10Rワイナリーに委託醸造)
産地:北海道上川郡東川町
品種:セイベル13053
スタイル:赤
Alc:12%
飲んだ時期:2022/6/17
【宇都宮ヴィンヤード】ヲソキナイノルビー 2020
赤い果実の香りや白い花やライチの香り。
ゲヴェルツの主張がこのビンテージには強めに出ています。
昔のセイベル13053が100%だった頃のワイルドな感じから、最近は酸もやさしくなってきたよなぁ。
ラベルも畑の穴の中にいたモグラ(多分そうだよなぁ)が、地上に出て、ロケットに乗って、月に着いたのだが、来年のラベルはどうするのだろう?
いま飲んでも良いけど、2、3年置いた方が、複雑味は出てくるカモ🦆
置いた方が変わっていきそうだが果たしてどうなるのか?
将来的にはゲヴェルツトラミネール100%のワインもリリースしたいと言っていたが、いつになるのかなぁ。
ジンギスカンとか鴨などのジビエ料理に合いそうです。
鶏レバーの甘辛煮とかも良さそう。
生産者:宇都宮ヴィンヤード(10Rワイナリーに委託醸造)
産地:北海道浦臼町
品種:セイベル13053が80%、ゲヴェルツトラミネール20%
スタイル:赤
Alc:12%
試飲日:2022/8/20
【洞爺テラス】テラスワイン 2021
ブルーベリーやプラムなどの果実の香り。
ミントやスモーキーな香りもしました。
アフターには酸味と塩味があります。
山幸、山ソーヴィニヨン等山ぶどう交配種が74.5%、アルモノワール、メルロー、ピノ・ノワール等ヨーロッパ品種が25.5%の10品種のぶどうで、つくられているので超個性的なワインになっているかと思いきや飲みやすいですねぇ。
山ぶどう系交配種が多いので、酸も強くタンニンも濃いですが、フルボディの赤ワインが好きな人には好まれるカモ🦆
いま飲んでも良いですが、3、4年置いても良いカモ🦆
しかし、この10品種を手除梗して、野生酵母で発酵。
けっこう大変だろうなぁ。
ジンギスカンや牛肉のしぐれ煮に合いそうです。
モツの味噌煮込みとかも良さそう。
生産者:洞爺テラス(委託醸造:さっぽろ藤野ワイナリー)
産地:北海道洞爺湖町月浦
品種:山幸33%、ヤマソービニオン28%、清舞12%、アルモノワール11%、メルロー6%、北醇5%、ツヴァイゲルト4%、ピノ・ノワール4%、ビジュノワール2%他
スタイル:赤
Alc:11%
試飲日:2022/9/24
【ルバイヤートワイナリー】ルバイヤート 万力ルージュ 2020
ブラックベリーやチョコレート、カシスやスパイスの香りもあります。
タンニンと樽香のバランスが良いですねぇ。
果実感とボディもシッカリしています。
古き良きボルドーの雰囲気もあり、良いですねぇ。
さすがルバイヤートと思える完成度が高いワインです。
アフターには渋味と酸味があります。
いま飲んでも良いですが、2、3年置いた方が良いカモ🦆
生産本数が少ない(542本)ので、見つけた時には買うべきカモ🦆
ビーフシチューやローストビーフとかに合いそう。
デミグラスソースのハンバーグなども良さそうです。
生産者:ルバイヤートワイナリー
産地:山梨県甲州市
品種:タナ51%、メルロー35%、プティヴェルド12%、シラー2%
スタイル:赤
Alc:11.5%
試飲日:2022/10/22
【ドメーヌヒデ】BeBeミズナラ 2020
マスカット・ベリーAらしい甘いキャンディ香はあまり無く、赤い果実系の香り。
モカやカカオのような香りもあります。
アフターにはタンニンと果実味、そして酸味があります。
遅摘みの10月の収穫のせいか、凝縮感がありますねぇ。
ペティアン微発泡や瓶内二次発酵、フレンチ新樽熟成やアメリカンとフレンチの2つの古樽で熟成をしたりと毎年、新しい造りのBeBeですが、2020ビンテージはミズナラ樽で熟成しています。
今までのビンテージの中で、一番出来が良いです。
新しいマスカット・ベリーAの可能性を感じました。
ミズナラの樽がこんなにベリーAに合うとは思わなかったなぁ。
いま飲んでも良いですが、2、3年置いて飲んでも良いカモ🦆
342本と生産本数が少ないので、店で見つけたらすぐに買った方が良いカモ🦆
ビーフシチューやデミグラスソースのハンバーグとかが合いそう。
味噌カツやどて煮なども良さそうです。
生産者:ドメーヌヒデ
産地:山梨県南アルプス市
品種:マスカット・ベリーA
スタイル:赤
Alc:12%
試飲日:2022/11/26
【共栄堂】K21AK_AK 赤
黒いベリー系の香りやプラムやスミレの香り。
枯葉や腐葉土の香りも少しあります。
アフターにはタンニンと渋味、そして酸味がありますねぇ。
メルローとカベルネソーヴィニヨンのタンニンに後に、マスカットベリーAの果実味があり、複雑味もありますねぇ。
すぐに飲むよりも、1、2年置く方が、まとまりが出てきて良くなるカモ🦆
凝縮感もあり、タンニンも比較的しっかりしているので、赤ワイン好きな人におすすめカモ🦆
豚の角煮やもも肉の照り焼きなどが合いそうです。
鯖に味噌煮やビーフシチューも良さそう。
生産者:共栄堂
産地:山梨県山梨市
品種:メルロー、カベルネソーヴィニヨン、マスカットベリーA
スタイル:赤
Alc:11.5%
試飲日:2022/12/10
2022年は、『La Fête des Vignerons à YOICHI 2022 (農園開放祭@余市ラフェト)』や、『そらちワインピクニック』などや『山梨ヌーボーまつり 2022 in 日比谷公園』などのイベントにも参加できました。
特に余市ラフェトでは、余市のピノ・ノワールの新しい方向性を表すようなワインもありました。コレからどうなるのかが楽しみです。
2023年はいろいろなイベントに参加出来たら良いなと思っています。
2022年で、もっとも頻繁に参加したのは、原田商店の試飲会ですが、いまだにネコ店長に警戒されています。
私を認めてくれる日が果たして2023年中に訪れるのか?
それが今年の最大の問題です。
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