日本ワインレビュー 【ドメーヌ・コーセイ】プライムシリーズの飲み比べ
メルロー 401 桔梗
メルロー 503 塩尻
メルロー 601 信州
ヴィンテージ:2020
コメント:この謎の数字の「401」「503」「601」は、いずれも素数で、素数は縁起の良い数字なのと、タンクのナンバーにも使われているので、名付けられたようです。
素数には詳しくないので、今一つピント来ないけど、何か思い入れがあるのでしょう。
「メルロー 401 桔梗」は、塩尻市桔梗ヶ原地区産のメルローを100%使用し、アメリカンオークで樽育成されおり、樽由来のカカオやチョコレート、ココナッツの香りがあり、3本の中では樽香も強めです。個人的には一番好きかなぁ。
「片丘メルロ2019 アメリカンオーク」よりは、そんなに置かなくても良さそう。
今すぐ飲むよりは、年末か年明けぐらいまで待ちたい。
「メルロー 503 塩尻」は、塩尻市産のメルロを100%使用。アメリカンオークとフレンチオークで樽育成したワインをブレンド。この中では一番バランスが取れています。
今すぐに飲むのなら、この「メルロー 503 塩尻」が良いカモ🦆
「メルロー 601 信州」は、長野県産のメルローを100%使用し、フレンチオークで樽育成。
トーストやスパイス感もありますが、まだ馴染んでない感じがしますねぇ。
これは、半年か1年は待ちたいですねぇ。
各ワイン共に樽で約7か月間育成されており、個性も違うので飲み比べしても楽しかったです。
しかし、8月上中旬の瓶詰めで、なおかつ長野県から北海道までの輸送があったせいか、だいぶワインが疲れていたようですねぇ。
スワリングすれば消える程度ですが、少しピーマンがあったり、まだ若いよなぁと感じられるところもありましたが、これも1年ぐらい置けば香りも良くなり、余韻も長くなりそう。
ローストビーフとかビーフシチューとかが良さそう。
酢豚や回鍋肉なども合いそうです。
※あくまで私の個人的な意見なので、参考にはあまりならないかも知れません。と言うかならないカモ🦆
しかし、長野県はメルローの適地とはいえ、メルローだけでワイナリーをやろうと言うのは勇気あるよなぁ。
ピノ・ノワールだけよりはリスクは少ないのかも知れないけど。
2019年にワイナリー設立したばかりですが、醸造も栽培もしっかりしているようなので、これからどうなって行くかなぁ。
リリースしているアイテムは、まだ少ないですが、まだハズレもないですし。
新規ワイナリーでは、期待できるワイナリーですねぇ。
生産者:ドメーヌ・コーセイ
産地:長野県
品種:メルロー
スタイル:赤
Alc:12%
飲んだ場所:原田商店(北海道恵庭)
飲んだ時期:2021/9