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2024年上半期の記録

2024年の目標は
「やりたいことには貪欲に、やるべきことには謙虚に」
そんな目標を立ててとにかく貪欲に走った2024年上半期の記録

初めての海外ひとり旅 in ルクセンブルク

2024年1月3日
海外でのひとり旅に憧れていた私が最初の旅先として選んだのは、フランスからも近く治安も良い、お隣の国ルクセンブルク。
フランスから電車で約2時間、日帰りで行けるお手軽旅行だった。

街で一番驚いたのは道の綺麗さ。
あいにくの雨だったが、旧市街の街並みを散歩し、予約していた少しお高めのレストランで昼食。去年頑張った(であろう?)自分へのご褒美だった。


ひとり贅沢、お酒とお肉料理で45ユーロ(約7000円)

年明けであったが街にはまだクリスマスが残っており、小さな広場は家族連れやカップルでにぎわっていた。

また、ルクセンブルクの公用語はフランス語、ドイツ語、ルクセンブルク語だが、英語も通じるため特に不自由もなく観光できた。

初めての海外ひとり旅にとっては本当にちょうどよい旅行先だった。
何と言っても魅力は時間のゆったりさ。せわしない感じがなく、一言でいうと朗らかな国だった。フランスからの日帰り旅行は特におすすめ。

留学中に留学!?念願のホームステイ in アイルランド

2024年1月7日~22日
「留学している」というと英語が得意、もしくは好きだと思われがちだが、私はどちらにも当てはまらず、むしろ英語ができないからフランス語圏に留学したといっても過言ではない(怒られそう)

しかし現実世界はそう甘くはなく、フランスでのアルバイトやインターンではフランス語だけでなく英語を使う機会が多かった。そのため9月に留学を始めてから約2か月後には、日常生活での英語力も伸ばす必要性をひしひしと感じていた。

フランスの学校は1月に長めの休暇があり、私は留学生向けの授業を履修していたこともあって1月は約1か月お休みだった。
もちろん他の国に旅行に行くことも考えたが、せっかくの長期休暇だったのでもっと自分のためになることをしようと、短期留学について調べ始めた。

短期留学で重視した条件は3つ
①ヨーロッパ圏内であること
②費用が高すぎないこと
➂ホームステイができること

①のヨーロッパ圏内であることに関しては、言わずもがな、せっかくフランスにいるのだからそれを活かした場所にしたいという思いがあった。

②に関しては、フランスにいない間アルバイトができないため、出費だけが増えていくことになる。なるべく予算を抑えつつ語学学校に通える手段を探した。

➂のホームステイは私の小学生のころからの夢だった。また、この短期留学では学問的というよりは日常生活で自然に使える英語を習得したいという思いが強かったため、ホームステイを選んだ。

日本の留学エージェントに相談したところ、アイルランドは治安がよく、ホームステイに関しても日本人留学生からの評価が高い、費用も抑えられるとのことだったので即決した。

費用は16日間で食事(朝・夜)込みのホームステイ+語学学校(週16時間×2週間)で約30万円。
これを高いと思うかそうでないと思うかは人それぞれだが、私は元を取ることのできるという謎の自信があったため短期留学を決めた。
何よりも、もう年齢的にかなわないと思っていたホームステイが実現できるということにわくわく。

実際にホームステイが始まると、「思ったよりも生きていける」というのが正直な感想だった。ホストファミリーはこれまでにも留学生を何人も受け入れており、私の英語力に合わせて話すスピードをゆっくりにしてくれたり、積極的にトークテーマを作ってくれたりした。

また、同じホームステイ先に住んでいたスペイン人の生徒と一緒に授業を受け、休日は遊びに誘ってくれたおかげで友達もできた。

この留学で1番印象に残っているのは、土曜日にスペイン人の友人4人とアイルランドのBrayという街に行った時のことだ。
同じホームステイ先のスペイン人以外は初対面、みんな英語を母国語としておらず、アイルランドでオペアとして働いていたり他の語学学校に通っているスペイン人の学生が集まった。

最初は英語を話す機会と新しい友達が増えると思い、誘ってもらったときには喜んで参加させてもらったが、実際に行きのバスに乗ると結構地獄だった。
まず、私以外スペイン人なこともあって、会話は基本的にスペイン語。全く話している内容がわからなかった。
途中で私に気づいて英訳してくれる事があったが、それすらも申し訳なかった。
自分から積極的に会話に参加できればよかった、するべきだったと今なら思うが当時は全くできず、挙げ句の果てには寝たふりをして半泣き。誘われたときに断るべきだったと後悔した。

行きのバスでの疎外感が忘れられず、乗り継いだ先での電車では何かアクションを起こそうと思い、堂々と真ん中に座った。
寝たふりをできない環境に無理やり自分を押し込んだのだ。この座った位置がとんでもなく当たりだった。

最初はバスと同じようにスペイン語で会話していた友人が、次第に私に英訳してくれる時間が多くなった。そして英訳が二度手間になってくると、次第に英語で話してくれるようになったのだ。

絶対に母国語で話す方が楽なのに、あのとき英語で話してくれていた彼女たちには感謝してもしきれない。自分が会話に参加できることが本当に嬉しかった。
日本のアニメの話をし(スペインではクレヨンしんちゃんが人気らしい)、教育についてお互いの国の現状を語り、先生になることについて一緒に考えた。

話せないと思っていた英語をなんとか絞り出し、拙いながらも会話を続けることができた。自分の専門である教育について話すことができ、「なぜ教育学部であるのに教師にならないのか」という避けていた話題について考え、言語化することができた。


次の週末も遊びに誘ってくれた優しすぎるスペイン人

この日の朝の私の幸福度を20とすると、帰りは2000くらい。それくらい充実していてアイルランドにきてよかったと思える1日だった。

他にも語学学校やアイルランドの日帰り東西横断など書きたいことはいろいろとあるが、とにかく留学前には想像もできなかったほど充実していた2週間だった。
ホストファミリー、語学学校の先生や友人たちに恵まれ、「また来たい」と思える国に出会えたことは、一生の宝物になると思う。

POOLO JOBでライティングを学ぶ

もともと文章を書くのは好きだがただ自分の書きたいようにしか書けないもどかしさがあった。誰かに読んでもらえるような文章を書きたいと思い、ライティングの講座を探したところ、株式会社TABIPPOの運営するオンラインコース「POOLO JOB」に出会った。

講座費用は約15万円。大学生の私にとってかなりの金額だったが、なぜか迷うことなしに申し込んだ。
きっとその時の私はフランス留学中ではありながら何もできていないことを常に感じており、せめて留学中の出来事や思考を文章に残しておきたいという焦りもあったのだと思う。

POOLO JOBのコースは約3ヶ月間、 週に1回の講義とテーマの決められたnote課題があった。スキル面でも得たものは多いが、とにかくこの3ヶ月間でたくさんの素敵な大人と出会えた。

唯一の大学生だった私も対等に接してくれ、時差や忙しさを気にかけてくれ、日本に帰国するときには「おかえり」の言葉をかけてくれた。

日本一周中の人、仕事を辞めて本格的にライターの道に進む人、世界一周に出かけた人、記事がとんでもなく面白い人・・・
書ききれないくらい個性的で自分の芯を持っていて、「こんな人になりたい」と思う大人がたくさんいた。

この出会いだけでもお金を払った価値はあると思うし、オンラインではありながらもこの時期に挑戦してよかったと思う。
もっと詳しく振り返りたいが、それは別の機会にnoteに投稿しよう。

おかえりといってもらえる幸せ

帰国してから1番嬉しかったのは「おかえり」と言ってもらえたこと。この4文字がこんなにも嬉しいものなのかと初めて感じた。

留学生活の10か月でさまざまな場所に行き、たくさんの人と出会ってきたが「おかえり」と言ってもらえる場所がある、帰ってくる家があるということの幸せを強く感じた。この安心感があるからこそ、自分は好きなように行きたい場所に行くことができていたのだと気づいた。

留学に送り出してくれた家族、たくさん助けてくれた友人たちには感謝してもしきれないくらい感謝。ありきたりな言葉かもしれないが、本当に人と環境に恵まれていると感じた2024年上半期だった。


2024年下半期。目標は変わらず「やりたいことには貪欲に、やるべきことには謙虚に」
そしてさらに、周りに常に感謝してそれを言葉にしていきたい。

留学中に自分の意見を少しは主張できるようになった一方で、帰国してからは自分のわがままで友人に迷惑をかけてしまったこともあった。「気を使えていない」こんなことを友人に指摘された。帰国してからというもの、やりたいことに手を出しすぎた挙句、その忙しさに忙殺されて余裕を持てていない自分にも気づいた。

親しき中にも礼儀あり。新しいコミュニティに入り、自分のスキル以上のことに挑戦している今こそ、当たり前のことを忘れずに自分の周りの人を大事にしていきたい。下半期こそ、やるべきことと言葉に責任を持ち、飛躍する半年にしたい。

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