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■ 其の268 ■ 映画「アディクトを待ちながら」

横川シネマ / アディクトを待ちながら / 余談


昨日、1カ月ぶりに横川シネマに行きました。
「アディクトを待ちながら」という映画を観ました。
正直言うと、映画への関心よりも、監督が上演後にゲストで来られるのが理由です。「制作者の生の声が聴ける」という機会に惹かれたのです。

日頃はたいてい10人前後の観客数が、昨日はほぼ満席だったので驚きました。漏れ伝わる会話から、遠方からや、初めての来館者もいたようです。

タイトルにある「アディクト」とは中毒患者、依存症者という意味です。
以下は、リーフレットに書かれた紹介文です。

やめたい。やめたい。誰か助けて。
依存症は一生治らない ┄┄ 日本人の大多数はそう思っているだろう。政府やメディアが作り上げたイメージによって、多くの人が依存症を克服している事実を知らない。 主演の高知東生(たかちのぼる)を始めとし、この映画には実際の回復を続けている依存症者、またはその家族を多数起用。リカバリー・カルチャーの重要な要素の一つである、チーム一丸となり病に立ち向かう姿は、さながら撮影隊が映画に臨む姿勢とオーバーラップする。スリリングなラストの即興芝居は、依存症の苦難を本当に経験したキャスト陣による映画への挑戦である。やめ続ける人、そして待ち続ける人々の生き様を丁寧に描いた、ナカムラサヤカ監督の最新作。

主演 高知東生となっていますが、少々特殊な出演の仕方をしており、監督さんの説明のおかげで経緯や意図が飲み込めました。たんに興味を引く裏話的なものではなく、映画作りの姿勢と哲学にかかわるお話でした。



P. S
余談 ❶・・わたしはアディクト(=addict)は、「夢中になる」というポジティブな意味の言葉だと思っていました。 というのも、広島市内にADDICTと書かれたデパートの店舗があるからです。

広島市中区胡町6番26号


余談 ❷・・映画館に向かう途中、公民館の前に見覚えのある男性がいました。 わたしが「INAGOの人ですか?」と聞くと、そうですが‥?と言われれました。 6月に見に行った劇団INAGO-DXイナゴデラックスの団員さんです。次回9月1日に上演があるので来てと言われたので、こういう縁は大切にしようと思いました。

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