■ 其の27■ 妄想アイデア 1年早かったら、未遂に終わっていたかも
🔣安倍元総理の銃撃事件が、2022年7月8日。
その1年10カ月後の5月8日、新型コロナが「5類へ移行」。
マスクについては、屋内、屋外を問わず、着用を個人の判断に委ねること
になりました。今年のGW明けが、マスクを「外しても許される空気」へ
の転換点だったように思います。そしていま屋外では、半分以上~8割く
らいの人はマスクをしていません。もしこれが1年早ければ、あの街頭演
説会場の様相は違っていたはずです。
🔣わたし達は街中にいるとき、行き交う人の顔の表情を見て、瞬時に様々な
判断をしています。男女、年齢、人柄、その人の状況や心理などを感じ取
ろうとします。
ましてや警備にあたっている警官やSPは、神経を研ぎ澄まして普通の人
の何倍も真剣に人間を見て、その人物を把握をしようとします。しかし、
相手がマスクをして目元が出ているだけの状態だと、その感度は鈍りま
す。顔を見てもどんな人物なのか本当に分りにくいです。
🔣おそらくあの日あの場にいた警官たちは、あふれかえった人の群を見渡し
ても、何がなんだか掴めなかったと思います。人間が発する「オーラ」や「危険度の濃淡」を感じ取りにくかったでしょう。逆に山上容疑者にとって
は、自分をカモフラージュできるこれ以上ない環境だったと思います。
🔣しかも、警備を担う側まで不必要なマスクをしていました。顔を覆えば、
自分自身の感じ取る力も落ちます。特に一瞬の判断や行動を取らなければ
ならないSPのマスクは論外でしょう。アメリカ大統領のSPがマスクを
するなど考えられません。
日本人が、世間の目を過剰に気にしないメンタリティーを持ち、5類への移行が一年早ければ、あの事件は未遂に終わったと思います。