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■ 其の163 ■ 街に出れば、

現代美術館 / パルコ / キハチ カフェ / たまねぎ酢 / 駐車場


3月31日 日曜日、ふたつのイベントが最後の日でした。
それで、行こうか行くまいか 〔 To go , or not to go 〕迷った結果、
天気もよかったので〈 行く 〉ことにしました。

比治山という小高い丘にある「広島市現代美術館」の年間パス最終日、
駐車場に行くと、ずいぶん立派に整備されていました。
で、なぜかモアイ像みたいにズラッと碑が並んでいるではないですか。
見ると、去年のG7サミットで各国首脳が書いた「平和へのメッセージ」の碑です。駐車場の一部が、観光スポットに改修されていました。

ピースメッセージ広場


特別展を見てから、ミュージアムショップで、お世話になっている方に一輪挿しを購入。
地元の工芸家:下村祐介さんの作品で、高さ5~6センチほどの可愛らしいものです。中央がくり抜かれ、細い試験管のようなガラス部分に水を入れることも出来ます。秀逸な一品です。

一輪ざし


ファッションに縁遠いわたしが広島パルコに行ったのは、
「パルコを広告する」と題した企画展を見るためです。
見覚えのあるポスターは2~3枚ほど。
糸井重里、野宮真貴、佐藤可士和、スタン・ハンセン、X-girl など知っている人や言葉を見て、お~、そうなんだと感心。
会場を出るときに、パルコを感じる絵葉書を1枚買いました ⇩

Post Card


その後紀伊國屋書店に行き、PR誌の「ちくま4月号」をもらいました。
その中の、斎藤美奈子さんの記事から紹介します。
━━━ 2004年に創設され、今年で21回目を迎える本屋大賞。歴代受賞作のリストを眺めていて、ふと気がついた。本屋大賞受賞作って少年少女がらみの小説が多くない? ・・ 今年のノミネート作も、10作品中少なくとも6作品が少年少女がらみの物語である。有力候補と目される三作を読んでみた。・・まず、津村記久子『水車小屋のネネ』。これは家を出て新しい生活をはじめた姉妹の物語である。・・川上未映子『黄色い家』の主人公も十代の少女である。・・もう一遍、宮島美奈の話題のデビュー作『成瀬は天下を取りにいく』を読んでみよう。・・さて、これらの中から天下を取る作品は出るか。本屋大賞の発表は四月十日 ━━━

ちくま 4月号


いつも人が並んでいるデパート内のカフェに(一応)寄ってみたら、運よくすぐに入れてしまいました。この空間は、踏み入っただけで贅沢な気分になれます。プリンアラモードと紅茶のセットを注文。1時間あまりひたすら「ちくま4月号」を読みました。

キハチ カフェ 福屋八丁堀本店


そのあと、切らしていた黒酢を求めて広島三越の地下へ。
ですが、そこで見かけた「たまねぎ酢」が妙に気になってしまい、迷ったあげく、失敗承知でこれを購入。ところが、これが大正解! 多分わたしは、一生このたまねぎ酢を買い続けるでしょう。

300ml熟成玉ねぎ酢


最後に駐車場に戻ると、旅行荷物を持った少女二人組が仲良さそうに話をしていました。わたしが出車しようとすると、「あっ、邪魔しちゃいけない」という感じでよけようとしました。その姿がすごく感じよかったので話しかけたら、ライブを見に高知からバスで来たと言うのです。(わたしが惹かれる三大好きな土地は、島根県、高知県、長崎の島)
へーえと驚き、うれしくなり、なんだかその勢いで、財布に残っていた最後の千円札を渡しました。そしたら、ライブでつかうタオルをクルクル回しながら、去りゆくわたしの車を見送ってくれました。

街に出れば、素敵なものに出会えます。


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