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不登校の中学生がカフェでお手伝いをしてくれた話

ネビラキカフェの繁忙期は春(4月下旬〜5月)と秋(10月〜11月上旬)です。この時期はカフェだけでなく街全体に人が溢れており、小さいネビラキカフェは業務を回すのも精一杯ですし、何よりもスタッフの確保が一番大変です。春にはおてつたびというサービスを活用しましたが、我々の受け入れの余裕がなく今回はパスすることに。しかし人は足りないので自身のFacebookで住み込みバイト募集の投稿をしました。

ちなみに21,000,000円の家はこちら。

そしたらなんと妻の高校からの友人が中学生の息子さんを連れて来てくれることに!

来るまでの経緯
4年前くらいにも一度西和賀に家族で来てくださり、あのとき小さかった子がまた来てくれて、さらにカフェのお手伝いもしてくれるとはとても嬉しかった。

中学生の名前はRYUTARO君といいます。
数年前に会ったときはまだ小学生でしたが、今回来たときは中学生へ。
変声期にちょうど当たっているようで、来た日から日に日に声が低くなっていくのが新鮮でした。

RYUTARO君はカフェの近くにある町で整備している移住体験住宅からカフェのオープンに合わせて毎日来てくれました。

カフェはちょうど繁忙期で、スタッフも我々夫婦以外にも2〜3人常に頼んでいる状態。RYUTARO君は、物怖じもせず他のスタッフともすぐに仲良くなり、仕事を次々と覚えていきます。中学生とはいえ、我々もお手伝いしてもらうには、しっかりと大人として接することが良かったようで、仕事が終わってから他のスタッフの家に遊びに行ったり、そこでの別なお手伝いをしたりと我々の知らないところで関係性が広がっていくことがとても微笑ましかったです。住民の方々にもフレンドリーで、LINEのやり取りをしたり、町長がカフェの前を通りかかった時に挨拶したりしていました。

彼がなんで学校に行かなくなったとか、学校に行かなくて大丈夫かなとか思うよりも、彼のような子が行かなくなる学校ってどんなのだろうと思いました。もしかしたら時代の変化に比べて学校の変化が遅いので、学校そのものについて考えなければならないのではないかと彼を見ていて思いました。

やはり大切なのは斜めの関係。学校だけでなく、銭湯の受付の話を聞いてくれるおばちゃんや、近所でヤギを飼っているお兄さん、高校で演劇を教えながらゲストハウスをセルフリノベーションしているお兄さん、中学で美術を教えながらカフェのお手伝いもしているお姉さん、そういう多様な人とかき混ざることで人間の心と身体は豊かになっていくのだと思います。

自営業をやっていると本当に気づきと学びが多いと思います。
今回の受け入れで我々も一回り大きくなりました。

zen

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