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栄養相談の基本事項

突然ですが、皆さんはいつもどのように栄養相談をされていますか?
ある程度お伝えする内容を決めていたり、逆に復習に時間をかける方もいらっしゃるかもしれません。

私は、各疾患ごとにある程度のマニュアル化をしており、初回の栄養相談で緊張しなくなりました!栄養相談をある程度マニュアル化することで、少ない時間で確実に結果が出せるようになります。

それ以外のメリットとしては、聞き逃しを防げて短時間で効率良く質問することができるという点です。
なるべくマニュアル化している質問項目などを栄養指導記録にフォーマットとして記載しておき、チェックをつけるだけ、丸をつけるだけなどの工夫をしておくと、時間短縮することができます。

栄養相談がうまくいかないときは、どこか聞き漏れている部分があるかもしれませんので、初心に返り、まっさらな気持ちで聞き取りを行うようにしています。
(大丈夫だろうとな〜と思っていたら、清涼飲料水を飲んでた!飴を食べていた!などの聞き逃していたことが原因で血糖値が上がっていた、なんてこともあります汗)

マニュアル化しているとお伝えしましたが、こうやって文字に書き起こすことは初めてなので、もしかしたら不足の部分があるかもしれません。
わかりづらい点などがありましたら、気軽にコメントしてください!

基本的な概念

<基本>
①カルテの確認(既往歴や処方薬、Drの指示など)
②自己紹介
③経緯の確認:今日はどうして栄養相談に来たのかを伺う

<順不同>
④身長体重
⑤家族構成 独居か同居人がいるのか
⑥職業
⑦運動量
⑧目標の確認:栄養相談を通じてどんな数値や体重になりたいか、人生の目標について
⑨障壁の検討:行動目標を達成するために、障害となるもの

基本的な骨組みはこのような構成になっています。
順不同の部分は、会話の流れの中で傾聴しながら質問を織り交ぜるようにして聞き出しています。必ずしも1回の栄養相談で聞き取らなくても大丈夫で、患者さんの目標に合わせて、聞き取る順番を意識して聞き出しています。

解説

ここからは、具合的な内容を解説していきます。

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