なぜ、ブレストで意見が出せないのか?
インターン先の全体ミーティングでのこと。
メイントピックは「新規事業のネーミング」のブレスト。
1時間の限られた時間の中で、経営陣・社員・インターン生がそれぞれ意見を出し合った。
今日は、ブレストを通して得た学びをココに残しておきたい。
プロフィール
今日のブレストでできなかったこと
ぼくが今日のブレストを通じて感じた、自分に足りない力。
それは、「アイデア力」だった。
新規事業のネーミングという、ワクワクする話し合いの場において、ぼくが言葉を発したのはたった一回。あとはずっと聞く側の立場に回っていた。
1時間でたった1つしか意見が出せなかったのだ。
ブレスト中に社長から、
「インターン生や新入社員はどう?なんでもいいから意見を出してみて!」
こう指摘されて唯一出せたのがこのアイデアだった。
そしてプレストの最後に、ファシリテーターをしていた副社長からこういう言葉をいただいた。
「今日アイデアを出せなかった人は、なんで意見を出せなかったのか考えてみて。その裏にある感情と向き合って、次にどうしたいのかを考えないとずっとできるようにならないからね。」
この言葉がスゴく心に残った。
たぶん今までは、「自分はこれができない」と感じた場面があっても、それがなぜなのかろくに考えず、そのまま流してしまっていたからだろう。
だけど、このnoteを書き始めたこともあってか、成長できるチャンスに敏感になっていた。(最近、毎日noteを更新できていないのは、タダの怠慢。反省して、原因を考えないと。)
だから、今日は副社長にいただいた言葉を自分の落とし込んで、深ぼっていきたい。
なぜ、意見が出せなかったのか?
そもそも、なぜぼくは1時間の議論の中で”たった1回しか”発言ができなかったのだろう?
ミーティングが終わってすぐに、自分に問いかけて出てきた答えはこうだった。
「何もアイデアが浮かばない6割・発言のタイミングの難しさ4割」
1つずつ原因を深掘ってみよう。
「何もアイデアが浮かばない」
まず、そもそもアイデアが全然浮かんでこなかった。
新規事業のネーミングを決めるという事を知らされたのが、ミーティング直前だったこともあり、事前に調べる時間はなかった。
同種の事業を行っているところって、どんなネーミングを採用しているんだろう?
お客さんはどういう名前なら、サービスを魅力的に感じ広めやすいんだろう?
ビジネスの場でネーミングを決めるということを経験したことがなかったことに加え、事前に調べることができなかったことが重なり、アイデアが全く出てこなかった。
「発言のタイミングの難しさ」
もう一つの原因は、発言のタイミングの難しさ。
今回ミーティングに参加したのは8人。
内訳は、社長・副社長・マネージャー2人・社員3人・インターン生(自分)。
ぼくと歳が近い新卒社員の1人以外は、どんどんアイデアを出していく。
ブレストを始める前に社長から、「こういう軸でアイデアを出していってほしい」というオーダがあったけど、ぼくはそもそも事前知識が少なすぎて、とにかくアイデアが浮かんでこなかった。
それもあって、他の社員さんがアイデアを出している最中もずっとリサーチに時間を使い、いいアイデアがないか探っていた。
やっとこれいいんじゃないか?と思うのが出てきても、全体の流れが違う所に向かっていて「今じゃないな」という気持ちが出てくる。
浮かんだアイデアを言うタイミングを探っている内に、更に流れが変わっていく。
ずっとその流れに乗れないまま時間だけだ過ぎていった。
どうしたら意見が出せるようになるのか?
今回、自分の中で出た2つの原因を解消できる策はないだろうか?
また1つずつ考えていこう。
アイデア浮かばない問題
少し前に食事をしたとき、社長はこんな事を言っていた。
「アイデア力って結局、知識の量なんだよね」
今回のブレストで意見が言えなかったのは、まさにコレだと感じた。
ぼくがアイデア出しで意見が言えているときって、だいたい普段自分が考えていることや興味があること、ある程度知識がある分野について話しているときだけだった。
その点、今回の新規事業については、事業そのものについての前提知識、ネーミング決める際に考えるべきこと、他社のネーミング事例、その全てについての知識が全くなかった。
ルールを知らずに試合に出る。
そんな状態だったのだ。
であれば、これからのブレストの場において、アイデアをたくさん出すためには、事前準備が重要になる。
まずは、話し合いが始まる前に、議題が何なのかをヒアリングし下調べを行う。
だけど、必ずしも事前に情報共有があるわけではないから、普段から視野を広げ知識を深める訓練が必要だ。
まさにこのnoteでの学びの習慣はその一助になりそう。
コレに加えて、今回で言えば「ネーミング」に関する本や記事を読んでみて、次の機会に備えておく。
日常の生活の中で、どれだけ頭を使っているのかで、アイデア出しの量も精度も上がっていきそうだ。
ちょうど最近見た「アオアシ」というサッカー漫画の中で、パスカルの言葉が紹介されていた。
「人間は考える葦である」
考え、考え、考え、ひたすら考え抜いた者のみが見える景色がある。
ぼくもその景色を見てみたい。
発言のタイミング難しい問題
コレについての個人的な最適解は、アイデアを言葉ではなく、まずは文字で共有するというやり方だ。
ぼくがこれまで経験したブレストの中で一番みんなからアイデアが出たのがこの方法。
その時は2ちゃんのコメントのように、どんどんチャットが流れていくツールを使いアイデア出しを行った。
このツールが良かったのは、内気な人でも誰の意見なのかがわからないため、気にせずどんどん出せること。
そして、他の人が出した意見を見て、その時思いついたアイデアを、他の人のタイミングを考えずにすぐ出せることだ。
このツールを使えば、他の人が話しているタイミングであっても、意見が出せることで、限られた時間の中でより多くの意見を出すことができる。
また、他の人の頭の中にある意見を見ながら考えられることで、より広い視野でアイデアを探ることができる。
タイミングの難しさを解消し、量を出すことができるという点で、かなり合理的だと思う。
最後に
今日は、ブレストでぼくが意見を出せなかった原因を深ぼってみた。
普段なら、間違いなくこんな風に考えていなかったし、次のブレストがあっても意見を1つも出せずに終わっていただろう。
間違いなくnoteでのアウトプット習慣の効果が出てきている。
だけど、この気づきを書いて終わりにせずに、行動に落とし込まないと意味がない。
さっそくブレストやアイデア出しについてのインプットをしてみよう。
そして、普段からもっともっと考える時間を増やしてみよう。
人間は考える葦。
漫画でもアニメでも学べることはあるし、ハッとさせられることがある。
全てはムダじゃない。捉え方次第だ。
毎日成長していく。少なくとも昨日よりは。