新卒2年目が全社月間MVPで表彰された話
「結果がすべて。働いた時間なんて誰も評価してくれない」
今日は新卒2年目のぼくが「全社月間MVP」を獲得した今思うことを書き残しておこうと思う。
ぼくは今、長崎のスタートアップで働いている。
新卒2年目のぼくにとって、7月は勝負の月だった。
ボーナスシーズンということもあり、会社全体で売上最大化を目標に掲げていた。
ぼくに課せられたのは、個別相談申込数200件。
直近数ヶ月の数字を見ると、絶望するぐらい遠い数字だった。
口には出さなかったが、目標を渡されたときには正直達成できるなんて微塵も思っていなかった。というか思えなかった。
ただ、「無理」という言葉は人前でも、自分ひとりのときでも絶対に口には出さないと決めていた。
口に出した目標しか現実にならないように、できない、無理と言ってしまったら何をやっても目標には絶対に届かない。一言でもそこで思考も行動もすべてが止まってしまうとわかっていた。
「思考は良くも悪くも現実化する」
マーケティング部署のほぼすべての数値管理を任せていただいている以上、目標に届かなかければ責任はすべて自分にある。達成すれば自分の価値を証明できるチャンスになる。
小さな組織ゆえに、責任の所在は明確。
この休まることのないヒヤヒヤ感が、ぼくは何よりもワクワクする。
話を戻すが、最終的にぼくはこの目標を達成することができた。
前月比200%。
7月31日はMTG中も常にページ更新をかけ、最新の申込状況をウォッチしているなかで200件に届いた瞬間は、めちゃくちゃ嬉しかった。
「やった」
「不可能」という言葉を排除して、「達成できるとしたら何ができるのか」を考え抜いた1ヶ月。間違いないく一番濃い31日間だった。
この結果を受け、全社ミーティングの中で社長から表彰を受けた。
(余談だが、賞状をもらったのは高校生ぶり。夏休みに書いた作文で奨励賞をもらった時以来の「賞状授与」で、少し照れくさかった。)
正直に、すごく嬉しかった。
そして、自分自身にとって大きな自信にもなった。
そのうえで、今回の目標達成を通して、あらためて気付かされたことがある。
それは・・・
「結果がすべて。働いた時間なんて誰も評価してくれない」ということ。
「会社は学校ではないんだ」と思い知らされた。
結果を出さないと、ぼくがこの会社にいる意味はない。
それぐらいの覚悟で働くかないと、会社員として得られるものなんてないのだ。
ぼくは大学3年生の頃からインターンとして今の会社で働いている。
当時は「労働時間に対する対価として給与が支払われるもの」だと思っていた。
その頃からぼくは契約時間よりも何十時間も多く会社関連で稼働をしていた。任されたSNSを伸ばすために本を読んだり、ライティングや動画編集、デザインやアルゴリズムなど、必要だと感じたスキルを身につけるために膨大な時間を仕事に当てていた。
だからこそ、時には「これだけ頑張っているのに、給料これだけか・・」と不満を抱くこともあり、一度、給与交渉もおこなった。
いま振り返ると、その考え方は「The 雇われの平社員」。
全くもって間違っていた。
お金は労働時間に対して支払われるものではない。
その人が生み出した価値に対して支払われるものなのだ。
今回、こういう形で評価されたのは、ぼくが寝る間も惜しんで働いたからではない。
「結果を出したから」だ。
時間だけで言えば、あまり言えないぐらい働いた。
でも、そんなものは誰も見ていない。
見ているのは、ぼくのアウトプットによって得られた結果のみ。
極端に言えば、
ちょっとしか働かなくても、結果を出せば評価されるし、
どれだけ働いても、結果を出せなければ評価されない。
実にシンプルで残酷に思えるが、これが社会人として生き抜くうえでの常識のようだ。
7月は今もてる全ての力を振り絞ってやり切ることができた。
その結果、6月の自分よりは確実に一段成長することができたし、たくさんの学びや課題も見つけられた。
全力でやらないと意味がない。
7月の経験を自信にしつつ、もう一段成長するために8月もやり切る。
これからも感謝を忘れず、この環境を自己成長のために使い倒していく。