公務員か、スタートアップか、
プロフィール
1年前のぼくは、公務員になろうと思っていた。
いま思うと不思議だけど、本気で公務員になりたかった。
大学の公務員講座を受講し、憲法やら、数的処理やら、重い教科書をリュックに入れて図書館へ。
勉強自体はキライじゃなかったから、苦ではなかった。
勉強をはじめて1ヶ月が経ったころ、ふと考えた。
「なんで公務員になろうと思ったんだっけ?」
スグに答えは出なかった。
家系的に公務員が多いから?
安定がほしいから?
決められたことをするのが得意だから?
全然ピンとくる理由が出てこなかった。
「このままじゃやダメな気がする…」
自分の将来を決める大事な選択なのに、こんなテキトーに決めたらダメだ。
なんとなく国家公務員なら安定した生活が送れそう。
深く考えることもなく、「なんとなく」で進路を決めようとしていた自分にガッカリした。
振り返ってみると、これまでも重要な選択をする時に、「なんとなく」で決めてきた。
高校に進学するときも、家から近いから、友達がいくから、くらいしか考えていなかったし、
大学を決めるときも、自分の学力的にこのへんかな〰、国立ならどこでもいいかなー、それくらいしか考えていなかった。
それで、どれだけ今後悔していることか。
「もう後悔はしたくない」
「もっと自分の人生に本気になろう」
そう決意して、自分と本気で向き合った。
本当に安定が欲しいのか?
本当に決められたことをやるだけで満足できるのか?
出た答えは、真逆だった。
「もっとワクワクすることがしたい‼」
一度きりの人生なのに、ワクワクしないことに時間を使うのはイヤだと思った。
これまでは、両親の考えにかなり左右されていたと思う。
遠征で遠くに行くときは、「なんかあった時に危ないから、行かんほうがええんやない?」と言われたし、
オーストラリアにいけるチャンスがあるから行きたいと言ったときも、「準備が大変やから、やめといたほうがええんやない?」と言われた。
もちろん、お金の問題があるから、そういう風に言いたくなる気持ちも分かっていた。
だけど、当時のぼくは挑戦を否定されているようで、苦しかった。
(結果的に、遠征も、オーストラリアのホームステイも、頼み込んで行かせてもらったが。)
これからは、自分の人生を生きていきたい。
そう思った。
だから、公務員になるのは違う。自分には向いてない。
もっとワクワクすることがしたい。
長崎で、何ができる?
あれこれ探していた時に、今のインターン先の社長に出会った。
1時間ほど話しただけで、最高にワクワクした。
ぼくには十分だった。
「ここでチャレンジしてみたい」
気づけば、スタートアップでインターンを始めて、もう1年。
今も、すごくワクワクしている。
毎日が刺激に溢れている。
昨日の常識が、明日の非常識。
そんな変化が激しい環境がめちゃくちゃ楽しい。
ぼくは、大学卒業後もこの会社に就職すると決めている。
20代はとにかくチャレンジする。
新しいことができるチャンスがあったら、迷わず掴みに行く。
来月は、ハッカソンに参加する。
ぼくはプログラミングの知識は全くない。正直、参加する意味があるかわからない。
でも、それでいい。
必ず何か発見がある。
絶対に参加者の中で一番いい経験にしてやる。
4日目、クリア。