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「どんなキャリア」なんて考えても無駄

「何ができるか?」じゃなくて、「全部やる」なんだよ。

今日は、尊敬する先輩から頂いた、とってもありがたいアドバイスを忘れないように残しておこうと思う。


プロフィール

長崎生まれ。長崎育ち。
2000年生まれの22歳。
大学4回生。身長167.8cm。
2021年10月 地方・長崎のスタートアップで長期インターンを開始
2021年12月 社長登壇イベントの企画・集客・運営・司会
2022年1月 メインサービスのSNS運用を任せられる
2022年4月 本格的にInstagramの運用を開始
2022年9月 Instagramフォロワー5000人&売上300万達成
2022年11月 ハッカソンでピッチ(惨敗)
2022年11月 インターン継続中〜
2023年2月 人生初の部下ができる
2023年3月 インターン継続中〜


「全部やれ」


僕は今、長崎のスタートアップでインターン生として働いている。

インターン先は、まだまだ若い会社で、研修制度が整っているわけではない。

あれをやれ。これをやれ。

そんな指示を待っていたら、何も成長しないような環境。

そんな環境で1年以上インターン生として働いてきて、最近すごく悩んでいることがあった。

それは、「僕はこの先どいうキャリアを積んでいきたいのか?」ということ。

今の業務は、会社のメインサービスのSNS運用。Instagramを中心に投稿作成から数値管理まですべてを任せられている。

1年前、この仕事を任せられたときは、SNSのことについて何も知らなかったし、正直マーケティングの「マ」の字も分かっていなかった。

もちろん、今でもまだまだひよっこだけど、SNS運用を通して発信することの楽しさや、お客様視点に立って考える難しさなど、たくさんのことを経験させてもらった。

そんな1年を過ごしてきて、いよいよ入社まで、そして本格的に社会人になるまで1ヶ月に迫った3月の頭。

僕は、尊敬するマーケティングのプロフェッショナルWさんに、緊張しながら1つのLINEを送った。


「僕はマーケティングの分野でキャリアを積んでいきたいです!なので、Wさんが、キャリアについてどういう風に考え、どういう姿勢で取り組まれてこられたのかお聞きしたいです!!」


普段、直接的な関わりが無かっただけに、30分ぐらい「どういう聞き方をしようかな?これでいいかな…?」とドキドキしながら文章を考え、送ったLINE。

Wさんから返ってきたのは、次のような内容だった。

特に若い頃になにかキャリアを考えていたことはありません。

答えになっているか分かりませんが、目の前にあることを全力で思考しながらやれるかと、マーケティングに関わらず、何でも巻き取れるスキルを「自分で」身につけるかどうかですかね。

(インターン先)の中でマーケターの定義は不明ですが、一般論としてなら、今の規模感なら専門の「トレーナー」以外、全ての業務をこなせる上で、データの抽出や解析、コピーやライティング、広告運用(企画)ができないとマーケターではないと思っています。

だから「どんなキャリア」と考えることが無駄なんです。

答えは「全部やれ」なので(笑)

ハッとさせられた。

「どんなキャリア」と考えることが無駄。

これは僕にとって、全く新しい視点だった。

就職活動をしていた時、就活支援団体の人に「えいわ君はどんなキャリアを歩んでいきたいの?」と何度も聞かれ、

上司からも度々「えいわ君は、入社してからどういう風にキャリアを積んでいきたい?」と聞かれていた。

その度に、「んー、正直わかんないな。」と思っていた。

だからこそ、現状、ぼくが最も興味があるマーケティングの分野で「プロフェッショナル」として活躍されているWさんに、キャリアについて質問をしてみた。

そんな中で返ってきた答えは、「どんなキャリアと考えるのは無駄」という内容。

「自分が歩みたいキャリアを決め、そのために必要な選択をしていく」という視点からしか考えたことがなかった僕にとって、この答えはかなり衝撃的だった。

「全部やれ」

たしかにな。

なんでも巻き取れるスキルを「自分で」身につけろ


Wさんから言われて思い出したけど、僕もSNS運用を通して、この姿勢がどれだけ大切なのか気づいていた。

メインサービスのInstagramの運用を引き受けたときは、本当に何も知らなかった。

アカウント開設ってどうやるの?
ビジネスアカウントって何?
投稿作成なんかやったことないよ…
Canvaって何?
スプレッドシートって何?

こんな状態で引き受けたInstagram運用。

最初は本から学び始めて、実際に動かしていく中で少しずつできることを増やしていった。

「もっと読みやすくするために、ライティングを学ばないといけないな」
「もっと見やすくするために、デザインも勉強しないと」
「リールを投稿するために、動画編集もできた方がいいな」

こんな風に、それぞれのスキルの必要性を身を以て感じた時に、その都度勉強していった。

おかげで、知らないうちにCanvaのスキルはかなり身についていて、ハッカソンでプレゼン資料をつくったときには、ものすごく役に立ったし、

投稿文章を作っていく中で、伝わりやすい文書とは何かを言語化できるようになっていった。(まだまだ未熟だけど^^)

きっとWさんの言う『なんでも巻き取れるスキルを「自分で」身につける』というのは、こういうことなんだと思う。

「俺の仕事じゃねーなー。」ってのはナシで。

自分に降ってきた仕事に必要な力は、教えてもらうのを待つんじゃなくて、自分から学んでいくこと。

これは、入社してからも念頭において頑張っていこう。

マーケターは、この世の底辺の仕事。


Wさんは、続けてこういう言葉を送ってくれた。

マーケターってこの世の職種の中で最も泥臭い仕事です。

変な企画やったらセールスに頭下げなきゃならんし、その後のオペレーションまで考えなきゃならん。

企画の対象リストつくるためにデータベースにも触れなきゃいかん、。施策検証のためにデータの分析能力やデータの抽出能力もいる。自分が必要なデータを取るためには、データベースの要件定義スキルも必要。

この世の底辺の仕事ですが、その分やりがいはありますよ^^

その道のプロであるWさんからの言葉は、深く心に残った。

「この世の底辺の仕事。泥臭い仕事。だけど、その分やりがいはある。」

この言葉の本当の重みは、今の僕にはその1万分の1も感じられていないと思う。

だけど、この言葉が自然と自分の口から出てくるくらい、そして、次は自分が後輩に同じ言葉を伝えられるくらい、目の前の業務に全力で励んでいきたい。


最後に


こういう学びを与えてれる先輩が近くにいることが、本当にありがたい。

すべてが整った環境じゃないからこそ、新しいことにチャレンジできる機会はそこら中に広がっている。

それをつかめるかどうかは、自分次第。

いよいよ入社まで1ヶ月。

社員になってからも、任せれた業務に120%で取り組んでいきたい。

ここまで読んでくれているあなたは、きっとスタートアップに向いている人だと思う。

インターン先の会社に、ぼくの上司に、もしくは僕という人間に少しでも興味を持ってくれたとしたら、すごくすごく嬉しい。

そして、ぜひ一度お話したい^^

いつでもDMやコメント待っています!!




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