Ender-3 V2改造遍歴
誰も興味がないかも知れませんが、個人的なログとしてEnder-3 V2の改造遍歴を書きました。もしかしたら、Ender3の改造例として参考になる方はいるかもしれません。。。
おかしいところがあれば、ご連絡ください。修正したいと思います。
2020年
2020.8 Ender-3 V2の購入
3Dprinterに興味を持ち、初めてなので、まずは安いので挑戦と思い当時割と手に入りやすかったCREALITYのEnder-3 V2をAliExpressで購入しました。
当時色々キャンペーンをしていたようで、送料込みで$262で買えました。
ここから、3D Printerにどっぷりハマっていきました。
で、本体が届く前から、改造パーツをいくつか発注しています。我ながら勢いがすごい。。。
・Capricornチューブ
・ヒートベッドの交換用スプリング
・Z軸のリードスクリューの上部固定用保持用具
・フィラメント切れセンサー
・アルミフレームのT型固定用具
・eSunのフィラメント乾燥ボックス
・六角ボルトセット
・M3/M4/M5のTナット
・BL-Touchセンサ
・アルミ製のボーデン用エクストルーダユニット
・ホットエンド用交換ファン 4010Blower, 4010CoolingFan
2020.9 OctoPrint導入
手持ちのRaspberry Pi 3B+があったので、OctoPrintを導入してみました。
簡単にWebカメラも接続でき、印刷がSDカードを使わず、スライサーから直接Wifi経由で出来ることに感動しました。これは非常に良いカスタマイズですね。
この頃から、BL-Touchのオートレベリングを使用し始めたと思います。
2020.11 Trianglelab Titanによるダイレクトエクストルーダー化
当時はTrianglelabのTitanがコンパクトでエクストルーダとホットエンドのヒートシンクが一体化しておりコンパクトで比較的軽量で良いと考えており、これにかなりこだわっていました。
2020.12 Trianglelab MATRIX Extruderに換装
TrianglelabのMATRIX Extruderに換装しました。
ちょっと高かったけど、デザインに惹かれましたね。
これは非常に印刷品質が良く取り扱いも非常にしやすくてかなり気に入って長く使用していました。しかもカッコ良い!。
デュアルギアのエクストルーダなので、安定してフィラメントを送ることができTPUも問題なく印刷できました。
ただ、重量があるのであまり印刷スピードが上げられないというのが欠点でした。最近ではモーターを小型化して軽量化したライト版が出ているようです。
この当時は、100均のメタルフレーム+プラダン+断熱シートでABS印刷用のエンクロージャを作っていました。
2020.12 デュアルZ軸化
この当時のデュアルZ軸化は、単純にコントローラボードのZ軸モーターのケーブルを2つに分岐して両サイドのZ軸モーターにつなげるだけの簡単な構造でした。
こんなんで良いんだと当時びっくりした覚えがあります。
2021年
2021.3 BTT SKR E3 mini V2 コントローラボード交換と、XY軸のリニアレール化
カラー液晶ディスプレイと静音ドライバ、Z軸モーター用のコネクターが2つついているという理由でこのボードを選択しました。
後でわかりましたが、Z軸のコネクター2つというのは結局、並行でつながっているだけで、モータードライバーは同一だったということでした。ケーブルによる分岐と変わらんじゃん!!
あと、どうしてもゴムタイヤ?のようなもので、フレームをスライドさせることにどうも抵抗感があり、XY軸のリニアレール化を行いました。目に見えた効果はありませんで下が、印刷品質の安定度が上がった気がしました。
Z軸はリニア化パーツを使用。X軸はリニアガイドを入手して自作しました。
2021.2 Orbiter Extruderに換装
軽いExtruderが欲しくなり、当時話題になっていたOrbiter Extruderに換装しました。かなり軽量で良かったのです。
ただ最初に届いたモーターは初期不良かもしれませんが、発熱が酷くヒートシンクも付けて間に合わず、VREFを下げると脱調しまくるという状況でした。
モーターを買い替えしたら安定して使用できるようになりました。
2021.9 Klipper化
Marlin+OctoPrintからKlipperに変更しました。
これまでmarlinで、散々設定変更する度にコンパイル→SDカードでフィーム書き換えの繰返しから解放されました。 改造等で設定変更をよくする人にとって、良い環境だと思います。
2021.10 ExtruderをVoron AfterBurnerに換装
この頃から、Voronプロジェクトに興味が湧き、どんどんVoron化が進み始めました。
このAfterBurnerはメンテナンス性も良く非常に気に入って長期間使っていました。
2021.11 Voron SwitchWire化
Voron SwitchWire化したいという熱が出てきたのでパーツをAliExpressで発注し作業開始しました。動作が非常に興味深く色々勉強になりました。
VoronUsersで、いくつかEnder3をSwitchwire化するMODが公開されています。
私は、Trianoのものをベースに改造してを行いました。理由は、アルミフレームの加工がほとんどいらなかったからです(もっともX軸のアルミフレームは長さを長くする必要があるので、別途入手する必要がありましたが。。。)
2022年
2022.3 Voron SwitchWire アクリルエンクロージャ作成
ABSの印刷が主なのでプラダン+アクリルエンクロージャを作成しました。
後ろの方の白いのがプラダンで、手前をアクリルとしました。
エンクロージャの作成にあたっては、VoronUsers MODのUltrawafflesのものをベースに行いました。結構オリジナルでカスタマイズしまくっているので、あちこち変更しています。
2022.9 Ender-3 v2を解体し、パーツを流用してVoron Tridentを作成
どうしてもZ軸3軸のCore-XYがいじってみたくなり、SwitchWire化したEnder3v2を解体し、パーツ流用してVoron Tridentを作りました。
もはやオリジナルから流用して残っているパーツは、電源とヒートベッドくらいです。。。(こうしてみると自作PCと同じ匂いがしますね。余ったパーツを流用して新しい機体が増えていくという。。。)
最後に
3DPrinterに大ハマりするきっかけを与えてくれたEnder-3 v2ですが、非常に勉強になりました。
やはり、世界中に多くのユーザがいて、一般的なパーツで構成されておりカスタマイズしやすくネット上にたくさんの情報があるというのが大きな要因だと思います。
誰でも使えるというような3DPrinterでは無いので、一般の人にはお勧めできませんが、3DPrinterの構造を理解しながら、色々カスタマイズして便利にしていきたいと考えている人には良い機種だと思います。
自分の場合、3DPrinterを始めた最初の動機は、3DPrinterで色々なものを印刷したい!だったのが、3DPrinterのカスタマイズが楽しくなっちゃっていますが。。。
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