「大学に進学すること」が当たり前の世界
僕はいわゆる進学校に通う高校2年生です.たいていの人は自称進学校って言いますが.
進学校でありますが,何が何でも勉強!というような環境ではなくて,結構課外活動的なこと(課題研究や校外ボランティア等々)を推奨する学校ですね.
その点でいえば「The 進学校」というような学校とは違うのではないかと思いますが,多分これは絶対同じだろうと一つ思うことがあります.
それは
卒業後は大学への進学(主に国公立大学への進学)を前提としている
ということです.
もうこの時期なので,いろんな機会に進路の話とかを先生方がされるわけです.でも意識して聞いてみると,とにかく大学の話ばっかり.専門学校や高看,短大とか私大への進学とか,企業等への就職の話などってほとんどないんですよね.
そりゃあ今までの先輩方は圧倒的に大学進学希望が多かったから,確率的にそうなるのは分からなくもないけど,そういう選択肢を知る機会を作ってくれないのはなんでだろうって思うわけです.大学の資料はめちゃめちゃ充実してるのにね.
なんで急にこんなこと言い始めたかって,それは大学に進学する理由ってなんだろうなって考えたのがきっかけです.
やりたいことはそれなりにあるので,そういうことを考慮して将来を考えると,「大学に行かなくてもできるんじゃ?」と思いました.
数学の研究って別に大学に行かなくても独学で勉強して,自分でテーマを決めればいくらでも考察はできるし,論文も書けます(科学誌等に投稿できるかは別として).
なんかそれ以外の活動したい!って思うのも,むしろ大学にいる間はそういうことができない可能性もあるよなって思います.
最終的にちゃんと自分なりに考えて結論は出しましたが,最近こういう話題が多いなって思います.ネット上のいろんなところで議論したりこういう記事が書かれてたりする.
当たり前を疑って自分なりに考えて結論を出すことって大事だと改めて感じます.考えた結論が「当たり前」の形ならそれはよし,もちろん「当たり前」と違う道も全然大丈夫.何となく流されて「当たり前」とか「当たり前」と違う道,は一番ダメ.
高校の卒業を前にしていろんなことを考えてます.
とりあえず今回はこの辺で.またお会いしましょう.