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私の受験体験談 -学校推薦型選抜編-

おはようございます!こんにちは!こんばんは!
E.Kubotaです!久しぶりの投稿ですが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
近況としましては、晴れて大学1年生になることができました。慣れない土地で一人暮らしを続けております。

今回はその私の大学受験に関するお話。ずぅーっと時間が過ぎた後に補正マシマシのお話より、受験を終えたばかりの今綴るお話のほうがよっぽどためになるのではないかなと思い、書いています!これとは別にもう一本(一般選抜編)ありますので、よかったらそっちも見てくださいね~!


1.学校推薦型選抜 受験の概略

受験校
東京大学 理学部
志望学科
第一志望 数学科 / 第二志望 物理学科 / 第三志望 化学科
日程
11月初旬:学校推薦型選抜 出願
11月中旬~下旬:第一次選考(書類選考)合格発表
12月中旬:第二次選抜(面接)実施
(1月中旬:共通テスト受験)
2月中旬:第二次選考合格発表
(4月中旬:成績通知の郵送)
(私が受験した時の日程です。これから受験をする人は大学側が発表する情報を必ず確認してください。)
結果
第一次選考:合格
第二次選考:不合格

日程等、詳しい情報は大学HPをご覧ください。


2.受けると決意するまでのこと

東大に推薦があるっていうのを知ったのは確か中1の頃のような気がします。高校(出身校は中高一貫でした)の方で東大の推薦に受かった!というのを聞いて、漠然とその存在を知っていました。ただ、中学生のヘラヘラしていた時期に大学入試のことなど考えるはずもなく、次に調べたのは高1のころだったと思います。「大学入試が~」と入学早々から先生方の話を聞いて調べてたと思いますが、出願要件を見て一言。

これ無理じゃん

要求されるのは自然科学系の全国大会、または国際大会での上位入賞や自然科学分野における卓越した能力の証明。共通テスト約720点/900点満点。
「うーん。どう考えても全国大会は無理だな。大体科学オリンピックとか何もやってないし。」と考えた私は、仮に推薦を出すとしても他の大学で、東大には出さないだろうと考えていました。

で、受験が目前に迫る高2の終わり、振り返ってみれば案外実績は残ってました。JSEC2019や日本物理学会Jr.セッション、全国総文祭といった全国大会級の入賞歴はありましたし、九州大会にも何度か参加したりしていました。そういった実績を踏まえて先生方から

「東大の推薦入試はどうだ?これなら届くかもしれないぞ?」

と言われた時のうれしさ?はかなり覚えています。「私でも東大に行くチャンスがある!?」という思いでした。私は数学分野に進みたいと考えていましたが、東大は数学を学び、突き詰める環境が整っている大学の1つです。チャンスがあるなら、ということで受験を決めました。

3.出願までのこと

そこから実際に情報をかき集めて、推薦選抜の準備を始めたのは夏休みの終わり頃だったと思います。必要な書類を集めて、志望理由書を先生方と相談しながら何度も書き直して、結構頑張ってたと思います。前述のとおり、東大の推薦選抜には共通テストが課されます。どっちにしろ一般選抜も受験するつもりでしたから、共通テストや一般選抜に向けた勉強も欠かせませんでした。研究活動をずっとやってきましたが、それに負けず劣らずハードな日程だったと思います。

実際に私が準備した書類は大きく分けて次の2点です。
( i ) 志望理由書
( ii ) 推薦要件を満たすことの証明となる書類

( i )については、東大が公表する書式に従って記入します。
私が受験した時のテーマは「志望理由」「卒業後の将来像」「その他自己PR」の3テーマを各1,000字以内で記入という形でした。
次に( ii )については、前述の大会等に出場した際の賞状や実際に書いた研究レポート、ポスターや資格試験の成績、指導していただいた先生方からの推薦状などをまとめて提出しました。
※学部によってこの準備すべき書類等はかなり異なるみたいです。出願する際にはよく確認してください。

先生方にもその他調査書等を準備していただき、11月のはじめに出願です。Web上でファイルをアップロードしたり、フォームを埋めるだけなのでそこは楽だったように思います。(志願者が行う操作、学校側が行う操作がごちゃごちゃしていたので要注意です!)

4.選考のこと

第一次選考に関しては前述のとおり書類選考です。提出した書類をもとに、たいていの場合は事前に公表されている(たしかされていたと思う?)人数まで絞り込みます。多分定員の2倍程度まで。

で、問題の第二次選考です。こちらは12月の中旬の土曜、日曜で行われました。理学部の場合は志望学科に合わせていくつかの問題を解く、いわゆる口頭試問に近い形の面接です。
志願者1人に対して面接官(大学の先生方)は9人!(一気に全10学科の面接をやるからだと思う。おそらく各学科の先生方が座っている。)
前方に座っている先生方1~3名が中心となって進行をされます。1対9とか今思い出しても怖いですね。特に後ろに座っている先生方とかずっと見てるだけですよ。何もしゃべらないの。こっっわ。
実際に出された問題なんですが…これ公開していいのかな?すべての試験が終了するまではSNS等にアップするなとのことでしたが、終了後のことは何も言われてないですね。多分書いても大丈夫だとは思いますが、一応書きません。詳細を知りたい人はTwitterやメール等で聞きに来てください(申し訳ないです…)。
一応、難易度について触れておくと、数学は正直わけわからなかったです。教科書にほんの数行だけ書いてある、たいして学校でも扱わない、参考書でも見たことない対象だったのでよくわかりません。後日いろんな人に聞いてみたら筋道くらいは瞬時に返ってきたので、そこまで難しいものではないと思います。
物理はもう少し時間をかければできたかなぁって感じでした。数学ができなさすぎてメンタルえぐられた後だったので、落ち着いて解けば行けそうな感じでした。(微積使うのは高校課程範囲外ではないのかなぁとは思いましたが。)

5.面接後のこと

正直、メンタルズタボロでした。親からは「あんなへこんだ顔見たことない」と言われたレベルでした。東大の前のカレー屋でカレー食べましたが、これもっと食いたかったなぁって思って(笑)、ずぅっと問題について考え込んでました。
私の場合、面接が正直悲惨だったので、落ちたものとしてひたすら共通テスト対策と一般選抜対策に打ち込んでました。(面接の後、弾丸で帰宅して次の日模試を受けましたね。それくらいやばかったです。)

あと、共通テストに関してはまた別の記事で書きますが、こっちもやばかったです。特に数学終わったあとに「あ、もうこれ推薦無理だわ」って悟りました。

まあどんなに落ちたと思っても、合格発表の前は「ワンチャンないかなぁ…」って期待してソワソワしてましたね(笑)。

そんなこんな合格発表の時。結果は面接や共通テスト後の手ごたえ通りの不合格でした。厳しい…
10人という狭き門を争うわけですが、なかなかそこには手が届きませんでした。

後日談にはなりますが、申請をした人には成績開示が届きます。一応見てみましたが、A~Eまで評価がついてて、Bまで合格です。26人ほど受けてたと思いますが、まさかのC評価。
合格した10人の次点5人には入ってたのかよぉぉ!ってさすがに悔しかった…

6.まとめ

以上が私の受験体験です。

この体験記を通して伝えたいのは、

「チャンスがあればぜひつかみに行ってほしい」

ということ。「東大の推薦なんて、超人たちが受けるものでしょう?」「科学オリンピックでメダルなんかとってないから無理無理」とかいう前に、「自分はできないかな?」って考えてみてください。熊本の片田舎に住んでいた私でも、東大の門をたたくチャンスをつかむことができました。私は科学オリンピックにこそ出てないものの、全国大会等の実績はありました。一方でそういった目立った実績がない人たちも出願し、受かっている人たちもいます。

東大に限らず、自分じゃ無理とあきらめる前にチャレンジしてみてください!私にできることがあればいつでもサポートします!

これを最後まで読んでくださったあなたが、大学受験で、またはその他の舞台でチャレンジすることを楽しみにしています!

最後まで読んでいただきありがとうございました!