みんなのリーダーシップ考 〜ちきりんの結構前のブログに刺激され〜
こんにちは。
全ての人にリーダーシップは求められる
先週あたりに、ちきりんさんの5年前のブログがなんでか知らないけどタイムラインに複数流れてきました。
以前も読んだ記憶があるけれど、改めて読んでみると僕の考え方と似てるな、と思いました。
実は手前味噌ながら6月1日にプレスリリースしたのですが、拙著「99%シリーズ」(ディスカヴァー21)がシリーズ全媒体合計100万部を超えました。
その中の第二弾はリーダーシップに関する内容です。
これを機会に改めて自分の書籍を読み返してみたところ、同様の事が書いてありました。そういえば講演でもいつもお伝えしていますし、リーダーシップの講義をするときも同じようにお伝えします。
この本でも唱えているのは、リーダーシップは全ての人に求められる役割や能力であるという点です。
リーダーシップは一部の限られた人、すなわちいわゆる”リーダーシップポジション”に着いている人だけに求められるもの、と思われがちですが、実はそうではないのです。
自分がオフィシャルなリーダーシップポジションにいるわけではなくとも、もし自分がその立場だったら今、この瞬間にメンバーに対してどう動いてほしいと思っているか、自分ができることは何か、というのを常に考えている時点で、リーダーシップ能力が備わっています。
皆がリーダーシップを発揮するチームは強い
そして、ちきりんのブログにも書いてあるように、そういう想像力を働かせられるメンバーが多いチームはパフォーマンスも非常に高いです。
僕が思うに、すべてのメンバーがリーダーシップ能力を発揮した一番の例は、V9時代の巨人軍なんじゃないかと思うのです。
もちろん、王、長嶋という偉大な主軸がいたのは有名ですが、実は1番から9番までが自分の分限を全うしながら、川上監督がやってほしいと考えていることを着実に実行していく集団だったそうです。9年連続日本一というのは3番4番だけでは成し遂げられるものでは無いのでしょうね。
ところで、拙著の中でもコメントしていますが、リーダーの重要な仕事の一つにメンバーをモチベートする、というものがあります。ビジョンを描き、メンバーをモチベートしてそのビジョンに向かわせるわけです。
リーダーのモチベートは誰の仕事?
ここで、一つ考えなければならない事があります。
すべてのメンバーに求められるリーダーシップ。そのリーダーシップの主な仕事がメンバーをモチベートするということです。ということは、全てのメンバーが、周りのみんなのモチベーションをサポートしなければならないという事になります。
その辺り、皆さんはどう感じられるでしょうか。メンバーの立場の人は”リーダー”の立場の人のモチベーションに配慮した事はありますか?
視点を変えて、リーダーの立場の人は、メンバーの行動にモチベートされた事はあるでしょうか?
リーダー経験のある人の多くは「ある」というのが答えではないでしょうか。
自主的に動いてくれる人、先取りして動いてくれる人がいることでただでさえストレスの多いリーダーは勇気づけられるものです。リーダー自信のモチベーションが高まる事で判断の精度や速度もあがり、良循環が始まるのです。
逆に言うと、メンバーの行動によってはリーダーは「がっくり」きます。
もちろんリーダーの立場なので、表面に表したり、仕事に対してやる気をなくしたりはしませんが、それなりにマイナスインパクトはあるものです。全体のパフォーマンスに影響がありますよね。
先ほど触れた、V9時代の川上監督も選手のそのような働きを受けてさらに高いレベルで仕事ができたのではないか、と想像します。
チームってそんなもんじゃないでしょうか。
皆さんはどう考えますか?
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