警察に「赤信号をわたっていいですか?」と聞いて許可が下りるか。(やってみたわけではありません)
こんにちは。
問題解決こそが仕事
何か物事をすすめるときは、思った通りに行かないというのはつきものです。
ホワイトカラーの仕事のうち、価値あるものの大半は何か問題が発生した時にそれを解決することでしょう。マニュアル通りやっていればいいのであれば、人間どころかAIすら要りません。
こちら側はこうしたい、というものがあるのに、競合やクライアントや付き合いのある業者がそれをゆるしてくれない、と言ったものも多いでしょう。
そういう時に相談に行く相手は、ケースバイケースでしょうが、いわゆる管理部門のプロフェッショナルの皆さんは非常に頼りになります。
もちろん、時には現場の主張と対立する事はあるでしょうが、それは双方相談して解決策を探る過程で必要な対立です。
「いやいや、うちの管理部門は、杓子定規で箸にも棒にもかからない」という人もいるかもしれません
しかし、もしかしたら相談の仕方が悪いのかもしれません。
相談の仕方にもコツがある
法務部門に「このルールを破りたいのですがいいですか?」と聞いたらどう答えるでしょうか。
これはまるで警察に「この赤信号をわたっていいですか?」と質問するようなものです。
もちろん、答えは「ダメです」と言われるに決まっています。
そうではなくて「赤信号の向こうのあの地点に行きたいのです」と、目的を明確にして相談してみてはどうでしょう。
そうすると、優秀な警察官(管理部門プロフェッショナル)であれば、オプションを提示してくれるはずです。
例えば
①カネを使わず、体力を使うか。
②体力を使わず、カネを使うか。
の二択です、と。
そして、
『①を取るならば、あちらに歩道橋があるから、走っていって歩道橋をわたるというオプションがあるります。ただし、走っている間に横断歩道の赤信号が青信号に変わって、結果的に同時に到着するかもしれません』
『②を取るならば、そこにいるタクシーに乗れば右折することで反対側には着きます。ただし、近距離過ぎて運転手さんが怒るかもしれませんし、同じようにタクシーに乗って料金を払ったりする間に青信号に変わるかもしれません』
などと、それぞれのオプションの、メリットやリスクについて解説してくれるかもしれません。
下手をすると大いなる味方も敵に...
その道の専門家、プロフェッショナルは、素人やたまにしか関与しない人が思いつかないようなことを、選択肢として助言してくれたりするわけです。
そりゃそうですよね、いつもそればかりやっているわけですから、ケースはいっぱい見ているのです。色んな解決策を引き出しとして持っているんですよね。
そんな貴重で頼りになる人に対して「ルール破っていいですか」という質問でコミュニケーションするのは勿体なすぎると思いませんか?
皆さんはどう思われますでしょうか。
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