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2024秋総会にあたって
総会について
3年前の総会のことを今でも私は覚えています。
当時コロナ真っ只中で何回かみんなで集って何かをするということは自粛していた時期にやっと開催してもいいのではなかろうかということで実施した時のことです。
私が代表になって、どのようなことを伝えるのがいいのだろうかとずっと考えていたのですが東京都立の教員をしていた佐野が加入したことにより伝えることが定まっていきさあ総会だということで実施しました。
内容も作り込んでどうやって伝えることができるのか?を視覚的にも凝った
スライドで、スタートには音楽も流してそれなりに体裁が整えられたものだったと記憶しています。
その時にある先生がその演出を宗教みたいだなっていう風に言ったことを伝え聞いて悲しい気分になりました。
宗教みたいだねっていうのはポジティブな言葉ではなく、どちらかというとネガティブな言葉だと思います。少なくとも僕は批判的な時に使います。
つまり会社の社員のレベルというか組織の気持ちが何かの変化を批判的に捉える人が多いということを物語っているようでした。
しかし、今となっては違和感もなく社員メンバーは毎度総会を受けています。
3年でもうすでにみなさん慣れましたよね。
つまり変化っていうのはすぎてしまえばどうってことがないっていうことなのです。人は慣れてしまうのです。
よって変化は恐れるものではないということなのです。
どうせやらないといけなくなるからさっさとやった方がいいよ
今回も研修が組み込まれています。立志では年間100時間以上の研修が組まれています。
会社の理念の実現するためにしないといけないアクションが徐々にではありますが浸透しつつあります。スピードが遅いのですがそれでも前進しているのですが今一度伝えたいです。
方向性やアクションの内容などですがどう転んでも経営陣が求めるアクスションをすることになります。
絶対にやった方がいいことを提示しているので納得するのに時間がかかるのかどうかっていう単なる時間の問題だということに気がついてください。
経営陣やマネージャーはこれをやってほしいということにめちゃくちゃ粘り強くしてもらえるように対応いています。あの手この手で。ここ数年の働き方を見てみると提示されたアクションを実行している社員メンバー方が成果を出していることが証明していることだと思います。
早くやったもの勝ち
どーせやるようになるのであればさっさとやった方が早いということを。
今年はやっとGSTが動き始めました。やっとです。まだまだ完璧ではありませんが、3年前にスタートを切っていたらおそらく合格実績ももっとよかったでしょう。推測ではなく間違いない。もっと合格実績が良ければ今ある成果よりも大きな成果が出て社員メンバーに還元できたと思います。
時間だけは後戻りできないのです。
ですからどうせやるようになるんですからさっさとやっていきましょう。
現状の地方中小企業に対する絶望感
現在の日本の中小企業の現状をみなさんは知っていますか?僕は正直絶望しています。
現在地方中小企業は以下の点で非常に苦しんでいます。
①地方経済の縮小による売り上げ低下
②良い人材の確保が難しい
③大学進学による若年層の都市部流出に伴う人材の地盤沈下
④生産性を上げるためのそもそもの人材育成の困難化
下記で詳しく述べますが、これらの問題は根深く
私はある意味で絶望していますし地方中小企業は
今後地獄の時代を過ごすのではないかと危惧しています。
①地方経済の縮小による売り上げ低下
人口減による経済活動が著しく低下しています。
地場に根差した企業としては都市部に進出をするのか
決断を迫られれいます。
また出生人数も10年来30−40%減ということで
今後の生産人口減が明らかになっています。
②でも述べますが経済活動の低下は経済圏の崩壊に
繋がります。地元の優良企業として挙げられる
銀行は融資する先がない場合は利益を上げることが
できず撤退するしかないです。また税収でなりたって
いる公共サービスの収入も減り公務員ですら
安定しないのは夕張を見てもわかります。
②良い人材を確保が難しい
地方中小企業には採用にお金をかけるだけの余裕がありません。また採用活動だけではなく、新しい人材を受け入れるだけの組織としての受け入れ態勢
待遇面給与面なども改善せねばならず、採用のために実施しないといけない改善コストは膨大です。
このコストを払う余裕がある企業は一体どれくらい
あるのでしょうか?
マイナビ・dodaなどの広告媒体を出す費用も捻出できない企業はハローワークに求人を出していますが競争力のもてる内容である方が稀です。そのような企業は人材確保ができず事業の継続も困難な状況に陥ることは火を見るよりも明らかすぎます。
③年々大学進学率は上がっている
地方の学生は一旦都市部に進学すると戻ってくることは少ないです。
そもそも都市部よりも魅力的な働く場所が少ないため必然的な部分はあります。
④現在労働基準法に沿った運営をした場合
一律の時間の中で全ての従業員が成果を出すことが求めらます。
高度成長期やまだ法律が徹底されていない時代において能力の不足を長時間労働で賄うことができた時代に一律に成果を出すような働き方はできません。
以前のような働き方では一定の成果を出すことができたので自己有用感を感じることができましたが、今の働き方においてはそのように感じずらい面もありますし、そもそも能力が足らずに自己研鑽もしない労働者も見受けられます。
絶望しています。
企業を経営していて一つ一つの課題は相互に絡み合い財務面・人材面において地方中小企業は明るい未来を描きにくくなってきていると感じています。
大手企業に入ることができる人材がそもそも持っているような素養を持ち合わせていない人材を採用せざる得ない中小企業は多いです。
例えば、
・そもそもの日本語
・読解力
・ロジカルシンキング
・基礎的な文章作成能力
・プレゼンテーション力
など職業社会人として最低限求められるスキルです。大手企業の人材は前提としてそれを持っているあるいはそれらのスキルを研修するだけの財務的余裕人的余裕が大手企業にはあります。
多くの中小企業とその人材は問題を抱えているのです。
私たちの目標が勝つのではなく、生き残るという
ということにするのであるならばとても前向きな話
にはならないので、言葉を変えると勝ち越せるそんな
みなさんであってほしいと思います。
会社の利益の追求はもちろんですが、
みなさまの利益を追求するためにも変化成長
をしてもらえると一緒に働いていて意味があると思いますので
お願いします。
最後に
立志の目指す会社像・組織像は大手学習塾は負けないものだと自信があります。今はそれを目指してやっているプロセスの中にあるのです。
経営者としては会社の利益のために成長してほしいということもあるのですが、今回の自民党総裁選挙で話題に上がった解雇に関する規制の緩和などは今後どんどん議論されいくと思いますが、その際に自分自身を守るのは一般的に社会人として求められるスキルを持っているかどうか?です。
自分の身はある意味の置いて自分でしか守ることができないのです。
立志では、組織化を進めていくために社員をどれくらい抱えることができるのかを考えながら人材育成などを設計しています。
今現在は100名までは人材を抱えることができる設計になっています。
この想定において社員メンバーがどのようなスキルを有しておいてもらわないと困るということを前提に研修をしていますので、みなさんは自然と他社他業種でも通用するような人材になっているだろうと仮説を立てながらやっていますので、是非逃げずに変化成長して行ってほしいです。