短期大学(短大)はどの程度減っているのか
【2024年12月28日更新】
本記事の最新版を下記に掲載
【2024年3月1日公開】
本日2024年3月1日、園田学園女子大学短期大学部が2024年4月入学者を最後に募集停止することが発表された。
2024年2月に
足利短期大学
北星学園大学短期大学部
九州龍谷短期大学
東京経営短期大学
4つの短期大学が募集停止を発表したばかり。
短大はどの程度減っているのか?
1996(平成8)年度:598大学
短大の設置数が最も多かったのは、1996(平成8)年度で598大学。
2023(令和5)年度:303大学
それが、2023(令和5)年度は303大学まで減少。
27年間(1996→2023)で295大学減少
2023年度の短大数(303大学)は、1996年度の598大学の50.7%とほぼ半分。
1962(昭和37)年度:305大学
2023年度の303大学に近い過去を調べると、1962(昭和37)年度の305大学。
つまり、
34年間(1962年→1996年)かけて増加を続けた短大が、
27年間(1996年→2023年)で元の短大数に戻った
ということになる。
設置区分別にみると
設定区分別にみると、
国立短大は2010(平成22)年度に消滅
1991(平成3)年度には、最大41短大あったが、その後減少。
最後の2短大として残っていた筑波技術短期大学と高岡短期大学が
2010(平成22)年度をもって閉学したため国立短期大学が消滅した。
公立短大は1996(平成8)年度の4分の1まで減少
1996(平成8)年度には、最大の63の公立短大が設置されていた。
2008(平成20)年度には29大学とわずか12年の間に半数以上の34大学が短大の看板を下ろした。
2023(令和5)年度は15大学とピーク時の4分の1以下。
私立の短大はピーク時の57.1%
私立短大は1997(平成9)年度がピークで504大学が設置されていた。
その後、2002(平成14)年度から2009(平成20)年度までは毎年10大学以上消滅し、わずか8年で103大学の減少となった。
2022(令和4)年度に300大学を割り、2023(令和5)年度は288大学となった。
基本的に短大の場合、募集停止から2年後が閉学のタイミングとなる。
つまり、2024年4月入学者が最後となった大学の数値が反映されるのは、
早くても2026年度となる。
上記でコメントした根拠は文部科学省 学校基本調査を基に弊社が作成した
1950(昭和25)年度から2023(令和5)年度までの短大数を、
国立・公立・私立別にまとめた下記の表となる。
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