日本初のカタカナ交じり学部はいつ、どの大学に設置された?2022年度にはどのくらいの学部があるの?
これまで
「日本の大学に設置されている学部で最も多いのは〇〇学部~TOP20を確認してみる~」
「1992年/2002年/2012年/2022年の大学の学部名・学部数を比較してみる」
「国立・公立・私立でそれぞれ多い学部は?(2022年度/令和4年度)」
というテーマで4年制大学の学部について調べてみた。
第4弾は、
「日本初のカタカナ交じり学部はいつ、どの大学に設置された?
2022年度にはどのくらいの学部があるの?」
です
日本初のカタカナ学部は
1991年に設置された芝浦工業大学システム工学部
※2009年にシステム理工学部に名称変更されている
2022年度にカタカナ交じりの学部はどの程度あるのか
2022年度(令和5年度)では、カタカナ交じりの学部は全部で130設置されていた。
実に、日本の学部の23.8%(547学部中130学部)にカタカナが含まれている。
うち、101の学部は唯一の学部となっている。
カタカナが含まれていることを揶揄するつもりは毛頭ないが、
近しい名称の学部がある場合、他学と自学では何が違うのか、
きちんと説明できるようにしてほしい。
「・」のあるなしは何を意味するのか
「・」のあるなしは何を意味するのかも気になってしょうがない。
ただ、文部科学省としては「スポーツ(・)健康(科)学部」という謎の表記で、同一学部として集計されている。
「スポーツ(・)健康(科)学部」を例にとって確認してみる
大阪産業大学 スポーツ健康学部
順天堂大学 スポーツ健康科学部
大東文化大学 スポーツ・健康科学部
東海学園大学 スポーツ健康科学部
中部学院大学 スポーツ健康科学部
同志社大学 スポーツ健康科学部
名古屋学院大学 スポーツ健康学部
福井工業大学 スポーツ健康科学部
平成国際大学 スポーツ健康科学部
法政大学 スポーツ健康学部
立命館大学 スポーツ健康科学部
流通経済大学 スポーツ健康科学部
”健康学”と”健康科学”は同じ括りでいいのだろうか。
という疑問しか浮かばない。
そして、唯一”スポーツ”と”健康”の間に「・」を打った大東文化大学
この「・」には意味があるのだろうか。
文部科学省の学部整理として、
「・」なしと一括りにされていることから意味のないものになっているのだろう。
だとしたら、なぜ学部名として認められているのだろうか。
次回はカタカナのみの学部について整理してみることにする。