2024年3月に卒業する学生と話して感じたこと
早いもので3月も半ばとなりました。
そろそろ卒業式という教育機関の皆さまも多いのではないでしょうか。
高等学校等ではすでに終えているところもあると思います。
今日3月11日、開志専門職大学の3名の学生とセミナーを開催しました。
登壇いただいた学生3名のうち2名が4年生で、今週卒業式があるとのこと。
リハーサルで3名の学生といろいろな話をしていると
「私たちは入学式がなかった」
と言われ、ハッとしました。
2024年3月に四年制大学を卒業される多くの方は、2000年4月入学。
はじめの緊急事態宣言が、
2020年4月7日~5月25日(都道府県により異なる)でしたから、
入学式を4月に開催した大学はほとんどなかったのではないでしょうか。
そもそも、高校の卒業式すらなかった時期でもありました。
そして、大学入学後も約2年はオンライン授業など、
学生の皆さんが想定していた学生生活とは程遠かったと思います。
サークルや地域活動など他者との交流についても圧倒的に制限されました。
現4年生は2年近く、
想像とは違った、
私たちが経験したことのない時間を過ごしていた、
ことを、いつの間にか記憶の中で薄くなっている自分がいました。
私にとっては47年のうちの2年。
私の社会人生活24年のうちの2年。
ただ、現4年生にとっては、貴重な4年間のうちの2年。
再度体験するわけにはいかない、2年。
来月から弊社にも7名の新入社員が入社してくれます。
その方たちが思い通りの学生生活を過ごすことができなかったことを
私は頭の中において接していく必要がある。
その2年を取り戻すことはできなくても、
就職してから全力でサポートしてあげたいと思った。
今年度卒業するみなさま、ご卒業おめでとうございます。
健やかに過ごせることを祈念しています。